子供の、ただいまの、声を聞くほど幸せなことはない

    『博士の愛した数式』 小川洋子 新潮文庫 第1回本屋大賞受賞作。 2月に映画を見てその美しさに感動し(左記をクリックしていただいたら、その日の日記に飛びます)、今度は原作を読んで、その温かさにまた感動しました。 80分しか記憶を維持できない数学者(博士)と、派遣された家政婦(私)と、その息子(√・ルート)。 映画は、√の視点と、第三者の視点から描かれていましたが、原作は…

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