恋する 焦がれる 愛され 想い出になる 2006年07月13日 『包帯をまいたイブ』 冨士本由紀 集英社文庫 第7回小説すばる新人賞受賞作。レズビアン・バーに男役として勤めるケイと、胸にさらしを巻いた店長の麻生の物語・・・。二人とも生物学上の性別は女だけれども、自らを「ボク」と名乗り、髪を短く刈上げ、男装をする。 そんな二人が、いつしか愛し合うようになるのだけれど・・・しょせん男役同士、女になって受身で愛されることができない。お互いに、…続きを読む