何かの終わりは、何かの始まり 2006年12月15日 『夜のピクニック』 恩田陸 新潮文庫 吉川英治文学新人賞・第二回本屋大賞受賞作。 この秋、映画化されていたんですよね。観に行けばよかったなぁ。 全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」が舞台。24時間が文庫本442ページという、けっこうなボリュームに収まっているが、大きな事件などは起こらない。たんたんと主人公たちは歩き続ける。そして、…続きを読む