映画『おくりびと』を観ました。
先日、劇場で予告編を見て、絶対に観たい!!!と思い。
いやぁ~。
映画って、本当にええね。
できればみんなに見て欲しい作品なので、あまりネタバレになるようなことは、書きませんが
意外と笑う場面がたくさんありました。
もちろんいっぱい泣いて、鼻水ジュルジュルゆわしてしまいました
納棺師を演じる本木雅弘さんが、とてもとても美しい。
山崎務さん、余貴美子さんもいい。
火葬場のシーンでは、嗚咽しそうになって、ハンカチを噛みました。
山形県の景色や方言が、この映画にピッタリはまる。
久石穣さんの音楽は、アカンね。
涙のスイッチが入る。
チェロの音色が、胸に響く。
映画レビューなどを読むと、納棺師という職業を、初めて知った・・・という感想が多かった。
私は
20年前に、立ち合わせてもらったことがあるよ。
以下は、私の個人的な体験です。
おばあちゃんが亡くなったと連絡があって
大阪から、富山県高岡市の家に駆けつけると、
おばあちゃんは、布団の中に寝てた。
少し小柄な、灰色のスーツを着た若い男性が
おばあちゃんの身体を拭いて、白い着物を着せて、唇に紅を薄くひいてくれた。
今にもイビキが聞こえてきそうだ。
そのとき、納棺師の人が履いていた靴下が紺色だったのを、
なぜかとても覚えてる。
富山県といえば、
葬儀のあと、霊柩車まで棺を運ぶのは、親戚の男連中(たしか長男だけだったはず)。
みんな、丈の短い白い着物を着て、頭に三角の布をつけて。
私の弟も、その大役を担って、寒さに震えてた。
そして霊柩車は、ど派手な色の外車。
おばあちゃんが乗ったのは、クリーム色だったかな。
丘の上の火葬場に着くと、ピンクのアメ車が停まっててビックリしたなぁ。
今年は、おばあちゃんの23回忌。
富山、行こうかな・・・
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この記事へのコメント
sora
リセットできたようすでよかったです。
納棺、私も実父の時の記憶が・・・。
のりたま
見てよかったです。
「闇の子供たち」ショックから、ずっと立ち直れなかったので・・・
映像が、フラッシュバックのように
ときどき浮かんできてたんですよ。
映画のあと、すぐに原作を読んだのも増長させたと思います。
hukuzow
ですか・・・
観てみたい。
実家のばあちゃんが亡くなったとき、
「時頭に三角の布」私もしましたね。
上下とも白い下着姿だったな・・確か。
のりたま
ぜひ、見て下さいねっ。
三角の布は、北陸~東北の風習でしょうか。
大阪では、見たことないです。