『告白』 湊かなえ
双葉社
さきほどの前置き、長くなって、すいませーん。
そんなこんなで、私には珍しく旬の一冊を読みました。
とんぼ先生、貸して下さってありがとうございます♪
帯に書かれているのは
「愛美は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです」
登場人物が、順番に物語を語っていく(告白)形で、物語はすすんでいく。
ものすごく端的にまとめてしまうと、愛情に飢えた中学生による自己顕示の無差別殺人から始まり・・・最後まで救いはない。
ネタバレになりますが
牛乳にHIV感染者の血液を混入するという一件は、病気に対する差別や偏見につながらないんだろうか。
文章や構成はおもしろくて、一気に読んだのだけれど
読後、スッキリしないというか、暗い気持ちになりました。
どこかに救いがあればよかったんだけれど・・・
結果的には、たくさんの命が奪われている。
少年たちの、イビツかもしれないほどの、母への想い。
その想いが、痛いほど残る。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
きんかん
(なんかの番組で紹介されたらしいので、その影響?)
のりたま
おもしろいし、うまいと思いますが
読み終わったあとの気分は、あまりいいものではなかったですよ。。。