癒し系映画の第2弾、『めがね』をDVDで観ました。
2007年9月公開。
先日見た「かもめ食堂」と同じ荻上直子監督。
小林聡美・もたいまさこ主演。
スタッフも同じメンバーが多い。
題名の「めがね」には、特別な意味はないようです。
都会から、目的も無く、南の島にふらりとやってきた小林聡美。
浜辺の宿「ハマダ」の宿主は、たそがれることにかけては天才。
春になると島に訪れて、かき氷店をひらき、メルシー体操の指導もしている もたいまさこは、やっぱ個性的。
後半、小林聡美を追っかけてくる、たそがれることが得意な加瀬亮もいいんだなぁ。
なんとも ゆる~い 脱力感満載の映画なんですが
この映画でもフードコーディネーター飯島奈美さんのお料理が光っています。
そしてそして 景色がとっても素敵!!!
この海の色・・・・
私が10代最後に訪れた、与論島(鹿児島県)の海に似てる
そう思いながら観てましたら
大正解でした!!
与論で撮影されたんですねぇ。
いつかまた、行きたいなぁ。。。
というか、願わくば 老後というものが私にあるとしたら
あんな島で暮らしたい。
いっぱい じーんわりと 胸に残るシーンがあるんですが
「大切なのは、あせらないこと」(小豆を煮ながら)
その言葉に、なんか ドキッとしました。
いつも何かに追われるように、早足で歩いている私。
前に進まなきゃ!!って、なんかあせってる私。
うーん。
もっと、「たそがれ」が得意にならなきゃー。
エンディングに流れる大貫妙子さんの歌がいいよ。
永遠の天使の歌声。
小林聡美が、浜辺で編み物をしているシーンも好き。
私は、小学生のころから編み物が好きで、よく編んでました。
機械的に手を動かしながら、いろんな空想をしている時間が好きだったなぁ。
思えば、学生のころは 1日の全部を、自分のために時間が使えたので
たっぷり時間があって
クリエイティブに過ごしていたなぁ。
編み物でしょ、詩や小説、マンガやイラストを書いて、曲も作ってた。
今、私が作るものなんて、お料理ぐらい??
何かを生み出すには、もっともっと たそがれなくちゃと思ったのでした。
そうそう、小林聡美が、ココに来た理由を聞かれて・・・
「携帯電話がつながらないから」と答えます。
わーい!! 同感。
私も、携帯電話がつながらないとこに行きた~い。
願わくば、テレビもないとこがいい。
ボーイスカウトのリーダーをやっていたときは、舎営で満喫できたんやけどなぁ。。。
さてさて、タイムリーなことに、「かもめ食堂」「めがね」に続く映画 『プール』が、
近々 公開されます。
スタッフはほぼ同じ顔ぶれで、小林聡美・もたいまさこ・加瀬亮の出演。
原作は漫画家の桜沢エリカ。 監督・脚本は大森美香。
今度は、タイのチェンマイが舞台ですって。
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この記事へのコメント
国籍不明の謎の東洋人象遣い
・・・・・のオジイはお亡くなりになりましたが、私も映画が好きです。
小林聡美の「転校生」なんて懐かしいです。
彼女は何かしら匂わせる雰囲気がいいですね。
特に旦那があの方ですしね!
「携帯電話がつながらないから」という気持ちはわかりますが、端から持って行かなければ、例え隣町でもいい事ではないかな?!って思いますよ。
"舎営" or "野営"、懐かしい響き!
満喫どころか命かかっていましたよ!
イノシシは出るわ、野犬はでるわ!マムシはおるわ!
のりたま
『転校生』なつかしいです!!
山中恒さん原作の『おれがあいつで あいつがおれで』が大好きで、文章も挿絵も、全部 書き写しておりました。
( ↑ なんともマニアックな小学生)
電話そのものがキライですが
テレビ、パソコン、新聞etc
情報の入ってくるもの全てを遠ざけたいと、ときどき思います。
森とか海とか川とか畑とか
見渡す限り、緑と水と風しかないようなところに行きた~い♪
野営で野犬は怖いですねー。
(私は犬がとっても苦手)