生きていさえいればいい

ヴィヨン.jpg映画『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ』を観ました。
原作・太宰治 
監督・根岸吉太郎  脚本・田中陽造
小説家の大谷・浅野忠信、その妻の佐知・松たか子。
椿屋の主人・伊武雅刀、その妻・室井滋。
佐知に憧れる若き工員・妻夫木聡。
佐知の元カレ弁護士・堤真一。

太宰治生誕100年記念作品なんですよねぇ。
元 文学少女の私としては、見ないわけにいかないw

映画化にあたり、多少 話が変わったり
新しい登場人物が出てきたりしていますが
原作のイメージがそのまま・・・というよりも
原作より、さらに太宰の色を濃くしたような仕上がりに
どっぷり はまっちゃいました。

終戦直後の、活気溢れる日本。
浅野忠信のダメ男っぷりが、いいなぁ。。。
それを支える、美しくて強い妻の 松たか子に、
見惚れっぱなしでしたぴかぴか(新しい)


「女には、幸福も不幸も無いものです」
「そうなの? そう言われると、そんな気もして来るけど、それじゃ、男の人は、どうなの?」
「男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と、戦ってばかりいるのです」

太宰は、どうして あんなに生きることを怖がっていたんやろなぁ・・・





ガラスキの映画館やってんけど、私と同じ列に座っているオバサンたちのおしゃべりが、
どうしても気になったので
「すんません、ちょっと静かにしてもらえませんか?!」
と、言ってしまいました。
すぐにおしゃべりは止んだけれど
携帯の着信を知らせるバイブ音が延々と鳴り響くわ、トイレに立つわ、
オカキの入った袋をガサゴソ言わせて、ボリボリ食べるわ
もう、ほんまにブチ切れ寸前でしたっ。
二度と映画館に来るな!!!

この記事へのコメント

  • yassan

    やはり、曲がった事は許せないんですね(笑)。
    昔は映画館でタバコ吸ったりしたひといたし、なんでもありだったけど、唯一良かったのは映画が3本立てとかで暇が潰せた事です。
    今は、時間つぶしにはならないですね。
    ちなみに昨日の晩、「風が強く吹いている」を見ましたよ。
    良い映画でしたよ。
    2009年11月01日 07:16
  • のりたま

    yassan>
    そうそう、私が子供のころも
    3本立てとか、見てましたよ。
    一番 覚えているのは、ジャッキーチェンの3本立て。
    たしか中学生のときです。

    映画といえば
    「引き出しの中のラブレター」も見たいなぁ。。。
    2009年11月01日 19:40

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