ただ、いっさいは過ぎていきます

ningenshikkaku.jpg映画を観ました。
『人間失格』
原作は、言わずもがなの太宰治。
子供の頃、何回 読んだかなぁ・・・
最近では、1年前に直筆本を読んでます。
亡くなられてから50年を過ぎ、著作権が消滅したので
青空文庫で、全て読めます。
横書きだから、感じが違うけどね。やっぱ縦書きがいい。

映画の話に戻すと、すごく思い入れのある作品なので
半分期待、半分不安な感じで映画館に向かったのですが
すごく良かったぴかぴか(新しい)
内容が内容なので、感動とか爽快感とかは一切ありませんが
しみじみと太宰の世界を満喫できる、いい作品に仕上げてくれたな~って思いました。
ほぼ原作どおりの展開で、登場人物もだいたい同じ。
中原中也が出てきたのにはビックリでしたが(しかも森田剛!!)。

いや~
何よりも・・・生田斗真くんが美しい揺れるハート揺れるハート揺れるハート
どの角度から見ても、どんな表情でも、とにかく美しい。
私はほとんどテレビを見ないので、斗真くんの演技を見るのは初めてなんやけど
実にハマリ役だったと思う。
映画を見に行くと、たいてい女優さんの美しさに胸がキュンキュンするんやけど
今日だけは
女優たちが、全て霞んで見えました。

ただひとつ言うとすれば
最後の三田佳子さんとのからみは・・・確かに原作どおりなんですが、
映像としては、もう少しアッサリして欲しかったなぁ。
ちょっとキツかったです(汗)

そうそう
冒頭に流れる、大貫妙子さんの『アヴェ・マリア』がよかったなぁ。
天使の歌声。
映画『人間失格』公式HPにenterで聴いていただけますよぉ。

この記事へのコメント

  • jm2433

    今回、人間失格が映画化されるという宣伝で一番驚いたのが「初映画化」という事でした。
    その時思ったのが、「うーん、30年前に沖雅也主演でやってくれたら良かったのにな…」でした。
    たぶん、100人の太宰ファンが、100人の主演俳優をイメージしていることでしょうな(笑)
    2010年03月18日 20:21
  • のりたま

    >jm2433さん
    30年前の沖雅也!! 
    なるほどね~。
    古尾谷雅人は、どうでしょうか。


    映画『ヴィヨンの妻』の浅野忠信も良かったんですが
    やっぱり今回の生田斗真が最高にハマリ役なんじゃないかと思いました。

    オダギリジョーや、松田龍平の太宰も観てみたいけど。
    2010年03月18日 21:07

この記事へのトラックバック