
柴咲コウさん主演で映画化されています。
恋人に家財道具一式を持ち逃げされ、ショックから声を失った倫子は、故郷に帰って食堂「食堂かたつむり」を開く。
食堂かたつむりの客は一日一組で、倫子のつくる料理を食べた客には次々と奇跡が起き、願いが叶う食堂との噂になる。
そんなある日、おかんが癌で余命が半年であることを聞かされる…。
まず、食堂を作るわけですが、全てにこだわりがあって
読んでいるとワクワクします。
いくら料理がよくても、お手洗いが汚いと だいなしだから、他のところは切り詰めても、
お手洗いにはお金をかけることにした。
そうそう!!
食べ物やさんのお手洗いの印象って、すごく重要。
ソファベッドを置いて、食後に眠くなったお客様には寝てもらうなんて発想にはビックリ。
そのソファベッドが、物語の中では、大切な役割をはたします。
出てくるお料理が、どれもこれも素敵

恋が叶うジュテームスープ、フルーツサンド、ザクロカレー
おかんのために作った愛するエルメス(豚)を丸ごと余すことなく使った豚料理の世界一周などなど・・・
お料理を作る前には、食材と言葉を交わし、神様に祈りを捧げる。
どうか、無事においしいカレーが作れますように。
そんな気持ちでお料理を作ったこと・・・私にはあったかな??
読んでいるだけでも、じゅうぶんにおいしい本でした。
心が ポワンとなりました。

残念ながら、あんまり手をかけてないんやけど・・・
黒米を混ぜて炊いたごはん、麩と卵の味噌汁、かぼちゃの炊いたん、きんぴらごぼう、きゅうりのユカリ漬け。
メインのポークソテーがおいしかったよ。
ジンジャーソースには、バターを使っています。
「食欲ないから、半分にしといて」って言ってた次男が、
全部きれいに食べてくれました◎
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