『ブラバン』 津原泰水 新潮文庫
1980年、吹奏楽部でコントラバスを弾いていた「僕」の思い出と、
25年が過ぎて、かつての仲間たちと、再結成をする・・・というお話。
作者は私の1学年上なので、まさに同年代。
登場する音楽や、時代背景などに共感。
おまけに ちょうど今、楽団で合奏中の『行進曲 秋空に』が
登場するので、嬉しかったな。
ただ・・・登場人物が多く、過去の話と、現在の話があるので
巻頭の「登場人物一覧」があっても
途中から、誰の話しなのか、わからなくなったりして
もう少し絞っても良かったんじゃないかな。
私も、元吹奏楽部なので、入部のシーンなどは
当時の思い出に浸ったりしました。
私の場合は、とにかく音楽がやりたいというだけで
クラブ見学に行って、チューバに一目惚れ。
体格的な問題で、全く吹かせてももらえず・・・
次に興味を持ったのは、トロンボーンだったのですが
こちらは先輩が苦手な感じのタイプに見えて・・・
迷っているうちに、席が空いているのは、パーカッションだけになってしまい
全く考えてなかったパーカッションを担当することに。
やってみたら、ものすごく楽しくて、ハマっちゃったんですけどね。
当時は、サックスには 興味がなくて
それこそ、高校卒業して22年後にサックスを始めて
吹奏楽をすることになるなんて、夢にも思ってなかったなぁ。。。
あれ。本の話だったのに、いつしか自分の話になっちゃいました
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この記事へのコメント
どきしー
サックスとかやってほしかっただどもピアノ経験者だったためか
打楽器に配属されました。
春の発表会では水戸黄門テーマのドラムをまかされてやってました。
のりたまさんはパーカッションの大大大先輩でったんすね~。
のりたま
おーー!!
娘さん、パーカスでしたか!!
私は3年間やってましたけど
鍵盤(グロッケン・シロホンなど)を担当することが多くて
ドラムをやったのは、たしか柏原ヨシエの「春なのに」の1曲だけやったと・・・
下手くそな学校でしたけれど
体育祭や文化祭では、マーチングもやってましたし、夏の高校野球にも出場しました☆
吹奏楽コンクールは、地区大会(大阪大会の予選)で3年連続の銅賞でしたけど[Em163]
hiro
「ブラバン」。読破しております。
入部のシーン。
私の場合、動機が不純でしたから…。(笑)
ずっと野球少年で、野球部に入ろうとしていたのですが…。
ある日雨で練習が中止になって、ヒマだったのと、
小学校時代に「トランペット鼓隊」に入っていたので、
暇つぶしに吹奏楽部の部室を覗いたら…。
クラリネットの先輩でメッチャきれいな人がいて
(要するに一目惚れ)、吹奏楽部に入部したのでした。
楽器も、クラリネットのすぐ後ろに座っていた「チューバ」を選択。
(同じ楽器でない所が奥ゆかしいでしょ?)
先輩の後姿に見とれながら2年間、先輩と同じ高校に行きたくて1年間。
別の高校に行ってからは、先輩と同じ大学に行きたくて3年間…。
「不純な動機」を引きずって吹奏楽を続けました。
まさか、それが自分の仕事になるとは思ってもみませんでしたが。
のりたま
なんとも胸キュンな思い出ですねっ。
私は、入部したときは、音楽がやりたくて・・・という動機でしたが
その後、やめずに続いたのは
やっぱ、憧れている人がいたからで
最後列から、常にみつめていた人がいました。
いまだに、弦バス&チューバを吹いている人をみると
ドキドキします。