西国三十三所・第1番札所

土曜日の日記・第3弾、いよいよ巡拝です。

西国三十三所巡礼の、第1番である青岸渡寺へ。
バスから降りる前に、輪袈裟を首にかけました。

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山門を通る時は、帽子をとり
行きは通る前に、合掌して一礼。
帰りは通ってから、振り返って、合掌して一礼。

山門を入ると、すぐに手水舎(てみずしゃ)。
手と口を清めます。
①柄杓を右手に持って、左手を洗い
②柄杓を左手に持ち替えて、右手を洗い
③右手で柄杓を持ち、左手で水をうけ
④左手にうけた水で口をゆすぐ
⑤残った水は、柄杓を立てて、柄に流すことにより、身を清めます。
これを、柄杓一杯の水でやります。
私は①~④は知ってましたが
⑤の、最後に柄杓を立てて、柄に水を流すのは知らなかったです。

本堂の前で、線香3本を立てて、本堂に入りました。
身・口・意、又は過去・現在・未来を供養する意味で1回につき3本を立てるのです。
本堂ではローソクを立てます。
こちらでは、線香のところには練炭があり
ローソクのところにも、火をいただくための大きなローソクがあったので
ライターは不要でしたが、次回からはライターを用意した方がいいそうです。
他の人のローソクから火をつけることは、人の災難をもらうことになると言われています。

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いよいよ読経。
数珠と観音経本を持って、スタンバイ。
先達(せんだつ)さんが、頭(とう)をとってくれます。

開経偈(かいきょうげ) 1回
懺悔文(さんげもん)1回
般若心経 1回
延命十句観音経 3回
御本尊真言 3回 
回向文(えこうもん) 1回

青岸渡寺のご真言は
『おん ばらだ はん どめい うん』です。
真言というのは仏さまの真なる言葉で、お寺によって違います。

お経は暗記すべきなのかと思ったら
経本を持って読むのが、正式だそうです。
文字の1つ1つに意味があるので、心をこめて間違わないで読むようにと。

読経のあと、副住職さんが、お話をして下さいました。
仏教が入ってくるまでの日本は、山・木・滝などを崇拝する自然信仰だったというお話や
青岸渡寺の歴史、ご本尊様のお話など。

本堂を出て、あとは集合時間まで、自由行動。

うっかり、納め札を納めるのを忘れていて
あとで、戻って納めましたあせあせ(飛び散る汗)
この納め札というのは、名刺のようなもので
「お経をあげたのは、私で~す!!」と、観音様に自己紹介するものです。
名前の下には、数え年を記入。
私は12月生まれなので満年齢+2歳 (・ω・|l|)ガーン
裏には、いくらでも願い事を書いていいそうなんですが
私は具体的に何個も書くのは、なんだか違う気がして
願い事を1つだけ書きました。
「私の大切な人たちが
 健康で元気で、幸せでありますように」
いい言葉が浮かばなくて、大切な人って限定してしまいましたあせあせ(飛び散る汗)
こういうとき、みんなはどんなことを書いてるんだろうな~??
子供の時、七夕さまの短冊には、いっつも
「大きくなりたい」って書いてんですけどね(笑)

IMG_1722.JPG納経帳には、墨書と朱印をいただきました。

御詠歌護符と散華(さんげ)を頂戴し、御影(おすがた)=秘仏本尊を購入したので
御影保存帳に、整理しました。
この納経帳と西国御影保存帳は、
我が身が天に召されるとき、棺桶に入れてもらって
仏様に『観音様と、これだけのご縁を結んできました』と報告するためのものなんだそうです。

帰りのバスでは
先達さんが、お遍路を回られるきっかけになったお話を。
3人の息子さんがいらっしゃって、ちょっとヤンチャな次男クンと回った西国三十三ケ寺・・・
あちゃー。
先達さんのお話に、涙たらーっ(汗)
次回の巡礼も、ぜひT井先達さんと一緒がいいな~。


追記。
ちょっと不謹慎な話なんですが
般若心経を唱えていると、その昔・・・
レインボーマンが変身するときに
『あのくたらさんみゃくさんぼうたい(阿耨多羅三藐三菩提)』って言ってましたよね!?
ひみつのアッコちゃんの「テクマクマヤコン」と同じで
子供心に、とても残っていて・・・ついつい思い出してしまいます。
ほんとにすいませんっ。

さらに般若心経は、1文字ずつを抑揚なく唱えるようなのですが
私の祖母が唱えていた節とかコブシが、どうも耳に残っていて
ついつい妙な節回しと、コブシをきかせる唱え方をしてしまい、
おまけに私は声がでかいので、何回も「しまった!!」と焦りましたふらふら
この日は1カ寺だったので、たどたどしく読みましたが
そのうちスラスラ読めるようになるのかな。