神様・手紙・娼年

古本屋さんに、30冊ほど文庫本を売りに行きまして
いただいたお金で、またお買い上げ♪

最近 読んだ3冊。
神様.jpg『神様のカルテ』 夏川草介 小学館文庫
栗原一止は信州にある「二四時間、三六五日対応」の病院で働く、悲しむことが苦手な二十九歳の内科医である。
職場は常に医師不足、四十時間連続勤務だって珍しくない。
ぐるぐるぐるぐる回る毎日に、母校の信濃大学医局から誘いの声がかかる。
大学に戻れば最先端の医療を学ぶことができる。だが大学病院では診てもらえない、死を前にした患者のために働く医者でありたい…。
悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。
二〇一〇年本屋大賞第二位、日本中を温かい涙に包み込んだベストセラー、待望の文庫化!(「BOOK」データベースより)


翔くん主演で、映画化されましたね。
地域医療の問題がテーマになっているので、深刻な感じかと思ったら
軽快な文章で、あっさり読めました。
夏目漱石好きの主人公の語り口調には、最後まで馴染めませんでしたが(汗)

娼年.jpg『娼年』 石田衣良 集英社文庫
恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。
だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。
やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく…。
いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。


コールボーイの男の子の話なのに、不思議とそんなにいやらしさを感じなかった。
いろんな癖(?)を持つ女性が出てきて、ビックリしたけどw
この主人公のような男の子が、本当にいたら、会ってみたいかも( ´艸`)

最後にこちら。
東野圭吾は、やっぱりすごい。
手紙.jpg『手紙』 東野圭吾 文春文庫
強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。
弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。
しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。
人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。
犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。


犯罪加害者を家族にもつということ・・・
差別や偏見という言葉だけでは片付けられない重いテーマ。
きれい事だけでは、生きていけない。
最後は、電車の中で、ボロボロ泣いてしまいました。



それにしても
「BOOK」データベースというのは、本当にうまく あらすじをまとめてるな~(笑)

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