「牛に引かれて善光寺参り」とか「遠くとも一度は詣れ善光寺」という言葉、
聞いたことがある人も多いんじゃないかなぁ。
私は、中学3年生の修学旅行が善光寺だったので、今回は二度目の参拝です。
宿坊・常智院の公認案内人の方に、先導していただいて
日本忠霊殿の中に入りました。
我が国唯一の仏式による霊廟(神式は、靖国神社)。
お線香を手向けるのではなく、ご焼香でした。
建物に併設されている善光寺資料館の一室に入り
ご本尊が描かれた掛け軸と、
西国三十三所の曼陀羅の掛け軸の前で、お経をあげ
案内人さんについて、御詠歌を歌いました。
♪身はここに 心は信濃の善光寺
導きたまへ 弥陀の浄土へ♪
今さらですが、御詠歌って、こうやって歌うものなんですねぇ・・・
ご本尊は、一光三尊阿弥陀如来で、舟形光背の中に阿弥陀如来、
左右に観音菩薩と勢至菩薩が並んでいるそうなんですが
絶対秘仏で、七年に一度の御開帳も、御身代わりの前立本尊だそうです。
この部屋で祈願の申込をすませ、忠霊殿の正面外で線香を手向け、移動。
こちらは、重文の経蔵(きょうぞう)。
仏教経典のすべてを網羅した『一切経』が納められているそうです。
桧皮葺の屋根の上には、宝珠が載っています。
なんか、かわいい

内部の八角輪蔵を回すと、お経を読んだことになるそうなんですが
現在は、内部参拝ができなくなっています。
善光寺 本坊 大勧進へ。
本堂の萬善堂は、改修工事中でした

右下の写真の、右の建物は護摩堂、左は位牌堂。
大門の前の放生池には、カメがたくさんいました。
いよいよです。
二層入母屋造りの重文・山門(三門)。
「善光寺」と書かれた額、大きさは畳三畳分だそうで、3文字の中に鳩が5羽隠れています。
そして「善」の字は、まるで牛の顔

香炉がめっちゃ大きい。
国宝の本堂です。こちらもなんだか工事してますが、中には入れました。
まずは、お戒壇めぐりです。
前回、華厳寺では、二人だけで入ったのと、初めての体験で
ものすごく怖かったのですが、今回は、みんな一緒。
右手は壁、左手は前を歩くHぴょんの服に、つかまらせてもらいました。
真っ暗な回廊のまん中らへんで「極楽の錠前」に触れ、
3回ほど動かしました。
これで、真上におられる御本尊様と結縁を果たしたことになります。
内陣はとても広くて、
欄間には、手に手に楽器を持ち、雲に乗った来迎二十五菩薩像が輝いています。
内々陣まで上がらせていただき、お経をあげました。
住職さんが、一人一人の祈願を読み上げて下さり
最後にみんなで「南無阿弥陀仏」を10回唱えた直後、
太鼓を叩かれていたお坊さんが、瑠璃壇の方に行かれ
一瞬だけ厨子の戸張を上げて下さったのですが
見えたのは、七年に一度しか御開帳されないという、身代わりの前立本尊さま??
説明を聞き取れなくて、帰って調べてみても、肝心のところがよくわかりません

ここでいったん、お昼休憩。
宿坊で精進料理をいただいたあとは、自由時間。
仲見世でお買い物をして、今度は二人で善光寺へ。
山門の中に入りました。
中の様子は、撮影禁止なのですが、中から外を撮影するのはOKとのことで
額の真下から、見上げるようにして、撮ってきました(。・ω・。)bグッ
7年に一度の御開帳のときは、
本堂の前に建てられる約10mの角塔婆。
柱に触れることで、前立本尊さまの右手と結ばれる事になり、
ご利益があるそうです。
御開帳終了後は、こちらに移動され、
徐々に土に還っていきます。
柱を撫でながら、時計まわりに一周。
これにて善光寺さんのお参りは、終了。
御詠歌は、こんな色紙でいただきました。
そして五色の散華。
御開帳時に撒かれるものと同じものです。
亡くなったときに、お棺の中に入れてもらうと
蓮の花びら(散華)が舟となり、極楽へと運んでいただけるそうですが
サイフに入れてお守りにしてもいいし、本のしおりにしてもいいそうです。
私はおサイフに入れることにしました♪
宝印(牛王剣印の木版印護符)。
本来は、オデコに押してもらうものだそうです。
善光寺のご真言は
「おん あみりた ていせいから うん」
この記事へのコメント
みーちゃん
のりたま
そうなんやぁ!!
うーん・・・食べ過ぎ。
制服を着ると、呼吸困難になりますー(>ω<、)