いや~、おもしろい本と出会うと、夢中になっちゃうね♪
ひさびさに、電車を乗り過ごしそうになりました。
ミリオンセラーになった文庫「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズです。
『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』
『ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常』
三上延 メディアワークス文庫
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。
そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。
古書の知識は並大低ではない。
本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、
彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
これは“古書と秘密”の物語。(「BOOK」データベースより)
書物をこよなく愛する古本屋の栞子さんと、本が読めない体質の店員・五浦くん。
実在の古本を題材に、日常の謎を解き明かしていく・・・。
うんちくがいっぱい盛り込まれてて、本当に読んでて楽しくなりました。
第1巻は夏目漱石、太宰治、小山清、ヴィノグラードフ・クジミンの本が登場する4話、
第2巻はアントニイ・バージェス、福田定一(司馬 遼太郎)、足塚不二雄(藤子不二雄)の3話と
坂口安吾の妻・坂口三千代の「クラクラ日記」がプロローグとエピローグに。
元・古書店員だったという作者ならではの、うんちくが素晴らしい!!
びっくりするような話もあれば(130円のマンガが、数百万円に!)
新潮文庫だけについている【しおり紐】のことなどは、
ちょっと本好きなら誰でも知っているネタで、思わず嬉しくなったりして。
(調べてみたら、2011年発刊の星海社文庫にもしおり紐がついたそうです。)
あ~
第3巻もとても楽しみやな。
「時計じかけのオレンジ」の完全版(カットされていた最終章を収録)が
2008年に発売されたことが書かれていたので
あわてて買いに行きましたっ。
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