『少女』 湊かなえ 双葉文庫
親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。
自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。
ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。
高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。(「BOOK」データベースより)
人が死ぬ瞬間、死体・・・興味本位で見たい??
まず そこから違和感を感じて、感情移入できなかった。
登場人物が次々とつながりを持ってくるのも、ちょっと作りすぎのような。
湊かなえの作品を読むのは、これで2作品目やけど、私は苦手かもしれへん・・・
救いがない。
後味が悪い。
たとえば通勤電車で読んでいると、暗い気持ちになってしまい
仕事がんばろー!!って、気持ちを切り替えるのが大変でした
他に読んだのは、この2冊。
『オレンジ・アンド・タール』 藤沢周 光文社文庫
スケボーの専門用語のわかる人なら、おもしろいのかも。
本文よりも何よりも
オードリー若林くんの解説が良かった!
11ページにわたる解説は、それだけでひとつの小品といっていいぐらい。
『笙野頼子三冠小説集』 笙野頼子 河出文庫
野間文芸新人賞受賞作「なにもしてない」、三島由紀夫賞受賞作「二百回忌」、
芥川賞受賞作「タイムスリップ・コンビナート」を収録。
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