いよいよ明日とあさっては、センター試験ですね。
うちの長男は高校3年生ですが、すでに専門学校への入学が決まっているので、我が家はお気楽モード。
銀行の窓口という仕事がら、この時期は受験料の振込をワンサカ受け付けます。ものすご~く神経を遣います。
学校ごとに用紙が違う。こちらでいただく振込依頼書を、慎重に切り取る。
記入モレはないか、期日は大丈夫か、振込料がかかるかどうか(学校負担のところと、振込人負担のところがある)、10万円を越えていたら本人確認書類のコピーをいただく。
用紙を汚さないよう、決して床に落としたりしないよう、丁寧に取り扱う。
印紙を貼って、曲がらないように細心の注意を払って出納印を押し、受験生本人が来店されていたら、私は満面の笑みで心から
「がんばって下さいねっ!!!」と声をかける。
保護者の時にも「大変ですね~。合格されますように」等々。
そう。本当に心から、みんな合格して欲しいと願う。
あるとき、入学金を振込に来られた保護者の方に「おめでとうございます」と声をかけたら
「ありがとう!!! 受験の時にも、あなたに受け付けてもらって、《頑張って》って言われたんですよ。おかげさまで合格できました」と、なんとも有難い言葉をいただいたことがある。
いい仕事だな~と思う瞬間である。
少しの言葉、心がけで、お客さんも自分も幸せになれる。
先日テレビを見ていて、《暗黙知》という言葉を知った。
「経験や勘に基づく知識のことで、言葉などで表現が難しいもの」のことをいう。
銀行の仕事は、簡単に見えて、なかなか一筋縄ではいかない。
なんせ相手は千差万別の人間なのだから。
後輩に指導していくのも、マニュアルどおりにいかないことが多い。
言葉で説明できない。まさに《暗黙知》である。
いかに早く正確に・・・それだけではない、もっと温かいもの。
例年、センター試験の日は、大雪が降りやすいようだが、今年は大丈夫みたいですね。長男の同級生がたくさん受験します。
みんなみんな、桜咲きますように(*-ω人)オネガイシマスー
この記事へのコメント
おじさんのサックス
でも、そう思います、
マニュアル社会に欠如している概念かもしれません、
私達、個人も国もアメリカ追従し過ぎだったのかも?、
若しくは、アメリカの表面だけを追従したのかも?
「暗黙知」、なにやら、
昔の日本の考え方に近いような気がします。
のりぽん
昔のことを言うと、うっとうしがられるかも知れません。
だんだん職場でも、ボーイスカウトのリーダーでも、古株になってくると、つい
「昔は・・・以前は・・・」
言いかけて、飲み込んでしまうこともあります。
でも、きちんと伝承していかないといけないことも、たくさんあるなぁと思いま~す。