語り継ぐべきこと

泣きました。
最後はボロボロと涙が出て、洟が垂れて。

ゼロ.jpg 『永遠の0』 百田尚樹 講談社文庫

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。
そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。
終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。
天才だが臆病者。
想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。
記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。(「BOOK」データベースより)


0(ゼロ)は、零戦のゼロ。
そんな予備知識すらないままに読み始めた1冊。

「分厚いやん・・・上下巻に分けたらええのに」
そう思ったのも最初だけ。

どんどん引き込まれて、アッというまに読み終わってしまいました。

後半は、涙・涙・涙。

特攻で命を落とした祖父のことを知っている人の話を聞いていく・・・
そんな中で見えてくるもの。


私は中学生のころ、夏休みの宿題で・・・
祖母から戦争体験を聞くことができました。
今、そんな体験をじかに聞ける人が、どれだけいるんやろ。
 
戦争は終わり、日本は平和な国になりましたが
こうして語り継いでいくことを、大切にしなくてはいけないと
強く思いました。


他に読んだのは、この3冊。
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『かもめ食堂』 群 ようこ 幻冬舎文庫
『何もかも憂鬱な夜に』 中村文則 集英社文庫
『ヴィヨンの妻』 太宰 治 新潮文庫

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