8月29日 金曜日。
相方から、オトンが倒れたとの一報が入り、仕事帰りに病院にかけつけました。
MRIなどの検査結果、それほど心配することはなく、
念のため、2~3日入院してもらいましょうと言われ帰宅。
翌朝、病院からの電話で飛び起きました。
救急車で転院して、緊急手術。
持病の閉塞性動脈硬化に、急性の動脈閉鎖が起こって
左足の大きな血管が詰まり(血栓)
この時点で、左足の3分の1の筋肉が、死んでいるとのことでした。
足の切断か、内臓へのリスクを伴うけれども血栓を取り除く手術をするか。
血栓を取り除いてもらう手術をしてもらうことにしました。
足の付け根を切開して、血管にバルーンを入れて、血栓を取り除く。
手術が終わるのを待っているあいだに、オトンの眼鏡をきれいにしていたら、
なんと、ポキンと折れてしまいました ガ━━(゚д゚;)━━ン!!
入院中、メガネがないと不便だろうと思って、
待ち時間中に、同じ度数・顔の幅で、新しい眼鏡を作りに行きました。
2時間ほどで終わる・・・と言われた手術でしたが
ICUに入れたのは、6時間後。
麻酔がきいて、オトンは眠ったままでしたが、穏やかな寝顔に一安心。
翌日、会いに行ったら
オトンは、人工透析(血栓を取り除いたあとは、悪いものが血管の中を流れるので、それを浄化するため)と
人工呼吸器をつけ、軽い麻酔がかかった状態の中で
笑顔でいてくれました。
「新聞は、止めといたでー」
よっしゃー・・・と、うなずきながら、右手でOKのサイン。
「メガネ、壊してもたから、新しいのん作ったでー」
笑いながら、右手でOKのサイン。
こりゃー、もう大丈夫やなっ!! と、ホッとして帰宅。
そして月曜日(9月1日)の早朝。
まさかまさかの電話。
オトンの心臓が止まってしまった。。。。。
ええー?!?! 昨日、笑ってたのに。
悲しみに浸るまもなく、やることがいっぱい。
菩提寺に連絡、葬儀社の手配、親戚等への連絡。
全て相方がやってくれて
私がしたことといえば、オトンの浴衣を病院の売店で購入することだけ。
葬儀社の方が迎えに来て下さって、葬儀会場に到着すると
すぐさま、いろんな打ち合わせ。
その日は、そのまま会館に待機状態で
翌日がお通夜となりました。
お通夜の前に、納棺の儀、湯灌(ゆかん)に立ち合せていただきました。
お湯で湿らせたタオルで拭くのだろうと思っていましたら
部屋に運び込まれたバスタブに、タンカを乗せ
その上にオトンを載せて、黒地に桜模様のバスタオル(不織布)をかけて
お湯をかけ、ボディソープできれいに洗っていただきました。
足の指の1本1本まで、本当に丁寧にきれいにしていただき、とても嬉しく感動しました。
ヒゲを剃り、白装束を着せてもらい、薄く化粧もしてもらい・・・
こざっぱりとしたオトン。
お寺さんに枕経をあげてもらい(本来のタイミングは納棺の前??)
末期の水をして(これは枕経の前???)、お通夜。
翌日は、告別式とお骨上げと初七日法要。
私は人生初の「喪主の妻」ということで、遺影を抱かせてもらうという大役。
オトンね・・・怒ったとこ、見たことないねん。
人生の節目、土壇場では、必ずオトンが助けてくれた。
本当にありがとう!!!
さて。 法要は前倒ししましたが、今日が実の初七日。
ようやく少し気持ちが落ち着いてきましたが
あまりの急なお別れに、まだまだ心がプランブランと揺れることが多いです。
やらなければならないことが、いっぱいあるんやろな。
できることからちょっとずつ・・・ですね。
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