オトンの本

相方のオトンの趣味は、野球観戦と読書でした。

読書と一口にいっても、私とは読むジャンルが違います。
オトンは推理モノ、戦争モノ、極道モノをよく読んでいたようでした。

ところが
どの本を棺に入れようかと、オトンの本棚を見ていたら
ちょっと異色の一冊を発見。

おへそ.jpg 『にんげんのおへそ』 高峰秀子 新潮文庫

オトン、こんなん読むんやぁ!!

お通夜や告別式の合間に、控室で読み始めると
これがなかなかいい。

棺に入れるつもりでしたが
半分ほど読んで、全部 読みたくなったので
「オトン、ごめんなさい。 最後まで読むから、貸しといて」
と、持ち帰りました(ノ∀`*)ペチョン

ミンクのハーフコートの話に、涙腺が緩みます。
お料理が上手で、和服を愛した高峰さんのこだわりか゜いっぱい詰まった一冊。

あー。
もっと早く読んで、オトンと感想を言い合いたかった。

ここでちょっと脱線。 私の家族たちへ業務連絡☆
棺に入れる物のことですが
もし、私が死んだら、棺には 御朱印帳と・・・
息子たちの臍の緒を入れて下さい。
ヘソの緒は、お遍路グッズの箱の中に、一緒に入れてありますからね。
子供を産んだ証を持って行くと、万が一 地獄に落ちることになったとしても
閻魔様のご慈悲がいただけるそうなのよ( *´艸`)

他に読んだのは
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『ポトスライムの舟』 津村記久子 講談社文庫
『マドンナ・ヴェルデ』 海堂尊 新潮文庫
『あつあつを召し上がれ』 小川糸 新潮文庫
『きくちいまが伝えたい! 買ってはいけない着物と着物まわり』 きくちいちま 実業之日本社 

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