橿原神宮の次は、重要伝統的建造物群保存地区の、今井町へ。
「今井まちなみ交流センター(華甍)」の駐車場に車を停めました。
そこから少し歩くと・・・
東西約600m、南北約310m、面積にして17.4haの地区内には、全建物数約1500棟弱のうち
500軒もの町屋が連なる、まるで江戸時代のような街並み!
まずは「高木家住宅」(重文)@300へ。
扉を開けると、奥から女性が出てこられて、とても詳しく説明して下さいました。
まずは天井の高い土間。
紐を引っ張ると、窓が開いたり閉まったりするそうです。
典型的な2列6室型の部屋で、奥の部屋は茶室にも使われていたそうです。
茶室の釘かくしが、桃の模様でカワイイ(〃▽〃)
江戸~明治時代の生活用具の展示もありました。
次にお邪魔したのは、「河合家住宅」(重文)こと河合酒造。
こちらは現在でも酒屋を営まれていて、奥には酒造りの展示がされていました。
巨大な杉玉にビックリ!!
そしてこんなカワイイ、昔の酒造りの様子を、虫たちが再現しているジオラマに感動♪
今井の地酒「出世男」を買いましたw
次に向かったのは、この地区の最西端にある「今西家住宅」(重文)@400。
事前予約が必要なのですが、その場で電話をしたら、すぐに見学させていただきました。
実際に、重文の住宅の奥にある、重文には指定されていない家屋に住まわれている方が
案内をして下さるので、いつでもOKというわけにはいかないのです。
めっちゃ納得!
小さな戸から中に入ると、ものすごく広い土間にビックリ!
司法と行政を委ねられた今西家は、商人の家とはかなり造りが違っていて
土間から上がるのも、段差がたくさんあります。
その段差は、士農工商によるものだそうです。
土間側から、入口の方を見ると
あらためて梁の太さと、広い土間に柱がないことの素晴らしさに感動を覚えます。
釘は1本も使われていません。
庭には立入禁止を示す結界の石。
最後に伺ったのが、「旧米谷家住宅」(重文)
ここは見学無料で、案内して下さったのは、役場の人?っぽい。
こちらは今までの6室とは違って、五間取り。
天井は煤竹。
裏庭の、蔵前座敷。
このあたりの通りは
NHKの連続テレビ小説「あさが来た」や「ごちそうさん」の撮影に使われたそうです。
私は観ていませんが、ドラマを観ている人だったら、なかなか嬉しい景色かも。
華甍にポスターが貼ってあっただけで、ほとんど宣伝もされていなければ
お土産を売るようなお店も、全くありません。
今井町、本当に素敵な街。
もっと宣伝したらいいのに!
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