奈良県葛城市にある當麻寺(たいまでら)へ。
東大門。
国宝の梵鐘。
国宝の本堂(曼荼羅堂)。
受付にて、本堂・金堂・講堂の共通拝観券を購入し、本堂内陣へ。
ご本尊様は、縦横4メートル四方の、文亀曼荼羅(転写本の絵画)。
(綴織の根本曼荼羅は非公開)
須弥壇(国宝)の上の、六角形の厨子(国宝)の中に収められています。
須弥壇には、螺鈿の模様があり、とてもつやつやと綺麗です。
當麻曼荼羅は、中将姫が蓮の糸を用いて、一夜で織り上げたという伝説があり
中将姫坐像も安置されていました。
いただいた御朱印には「蓮糸大曼荼羅」と書かれています。
本堂の拝観を終えると、係の方が、金堂と講堂を案内して下さいました。
まずは講堂(重文)から。
阿弥陀如来坐像(重文)などが安置されています。
次は金堂(重文)。手前にある屋根の中には、日本最古の石燈籠(重文)が。
金堂の裏側の扉を開けて、入らせていただきました。
弥勒仏坐像(国宝)は日本最古の塑像だそうで、白鳳時代のもの。
・・・白鳳時代?
歴史に疎い私にはピンとこなくて、帰ってから調べると
645~710年(飛鳥時代と奈良時代の中間)ごろをいうそうですね。
金堂内、須弥壇の四隅を護っているのは、日本最古の乾漆像の四天王像(重文)。
ヒゲをはやした、少し中国風な持国天さまがかっこいい♡
多聞天さまがのっている邪鬼は、ものすっごい左足をつっぱってて
筋肉がハンパない(笑)
當麻寺には、東西に三重塔が建っていて、古代の両塔(どちらも国宝)が残っているのは、
全国でも ここだけだそうです!
奈良時代末期に建てられた東塔(24.4m)。
やや遅れて(平安時代初期)作られた西塔(25.2m)。
境内から出て、少し離れたところに、ポツンと薬師堂(重文)がありました。
當麻寺では、真言宗・浄土宗の二宗が共存しているんですよ!!
境内には真言宗が5院、浄土宗が8院の子院(禅宗でいうところの塔頭)があるんです。
(真言宗子院)中之坊、西南院、松室院、不動院、竹之坊
(浄土宗子院)念仏院、護念院、来迎院、極楽院、奥院、千仏院、宗胤院、紫雲院
なんか不思議です。。。
子院の奥院へ。
庫裡。
重文の大方丈。
中には入れなかったので、外から見た「二河白道(にがびゃくどう)の庭」。
炎を、赤い土で表しているのですね。
右側が本堂(重文)、左が阿弥陀堂。
蓮の鉢がたくさん。
楼門(重文)
さらに奥には、極楽庭園という広いお庭があり
阿弥陀仏石像も。
あいにく牡丹は終わっていましたが
宝池には、睡蓮がたくさん咲いていました♪
當麻寺の日記、続きます。
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