當麻寺にある子院のいくつかは、拝観も可能です。
西南院(さいないん)は、関西花の寺・第二十一番霊場。
入口を入ると、とてもいい匂い!
「バイカウツギ」という花で、梅の花に似ていますが、アジサイ科。
本堂には、三観音(いずれも重文)が安置されています。
十一面観音菩薩さま、聖観音菩薩さま、千手観音菩薩さまです。
庫裡には入ることができなかったのですが、書院と本堂のあいだから、
お庭と見晴台につながる道があり
見晴台からは、三重塔が二つとも見えました。手前が西塔、奥が東塔。
池泉廻遊式庭園。(建物は庫裏と書院)
二つの水琴窟があり、どちらも涼しげないい音♪
次に向かったのは、中之坊。中将姫さまが髪を剃り落として修行された場所です。
庫裡に入ると、行者の大釜が。
中之坊は、「陀羅尼助」発祥地の一つだそうです。
本堂(中将姫剃髪堂)には、導き観音と呼ばれる十一面観音さまが安置されています。
東塔を借景とした大和三名園「香藕園」
家綱の茶道指南役であった片桐石州公が、現在の姿に改修されたそうです。
心字池は、睡蓮の葉で緑一色。
お庭を回遊しながら、書院や茶室を見ることができます。
茶室待合所。
二畳中板の茶室「知足庵」
このあたり、苔がきれいです。
ブラシの木。
テッセンも咲いています。
お庭から、写仏道場の絵天井を覗き見ることができました。
(ガラス戸を開けてご鑑賞いただき・・・と、貼り紙に書かれているのです)
書院(重文)にて、お茶をいただきました。
写真左の机上には、片桐石州公の像。
このお部屋ではないらしいのですが、當麻寺中之坊にて、
約30年前に石州流のお茶会が催された際に、相方がお点前をしたことがある・・・と話し
特別に、片桐石州による茶室「丸窓席」(重文)を、内側から拝観させていただきました。
四畳半に、直径約1.8mの大きな丸窓がとても印象的でした!
中之坊でいただいた御朱印です。
「導き観音」と書かれています。
次に向かった子院は、宗胤院(そいにん)。
帰ってからわかったことなのですが、予約すれば『茶粥点心』という
精進料理がいただけたそうなので、いつかは予約して、いただいてみたいです。
藤の花の季節がいいそうです。
その隣の千佛院。
小さん池には橋がかかっていて
「拾念だし 10歩でお渡りください」と書かれています。
こちらには・・・まさかの聖観音菩薩さまが祀られていて、天井には龍も描かれていました。
おまけ。
當麻寺に来ている・・・とfacebookに書きましたら、
ぜひ中将餅を食べて!というコメントをいただいたので
近鉄・当麻寺駅前の、中将堂本舗にて中将餅(よもぎ餅)を買って、車の中でいただきました。
(写真が美味しそうに撮れなくて、すいません(^▽^;)
甘さ控えめのあんこがたっぷり。
よもぎの香りがめっちゃいい!! 美味しかった~(〃▽〃)
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