今年は二度目の参拝です。(雪の高野山の日記はコチラ)
春と秋に3日間ずつ行われる【結縁灌頂】が開催されていて
高野山はたくさんの人が参られていました。
まずは奥之院へ。
中の橋から舗装された道を少し歩いたところで、杉の木立の方の道へ入り
化粧地蔵さんに口紅を塗り、水向地蔵さんたちに水を手向けました。
弘法大師御廟で手を合わせていると、ふいに涙が出そうになりました。
金剛三昧院へ。
拝観料が300円かかりました。
(今年は3月5日~11月27日が有料。その他の期間は無料)
私の好きな多宝塔。

六本杉は、樹齢400年。写真では4本に見えますが(^_^;)

金剛三昧院の御朱印です。

檀上伽藍へ移動し、根本大塔へ。この日は拝観料が無料でした。
何回見ても、この大きさに圧倒されます(〃▽〃)

【結縁灌頂】の申し込み(入檀料は3千円)をし、整理券をいただきました。
(誰でも参加可能で、真言宗に入信しなくても大丈夫)
約1時間待ちとのことなので、待ち時間のあいだに金剛峯寺へ向かいました。

大玄関の内側から、鐘楼を臨む。

木鼻は象の彫刻。左右の象は、阿形と吽形になっていて、
ここから見えるのは、口を閉じている吽形の方。
国内最大級の石庭【蟠龍庭】

ちょっぴり色づいている葉っぱもありました。

さて、いよいよ結縁潅頂の時間が近づいてきました。
金堂に戻ります。
(金堂側より見た中門)

金堂です。

時間になると、お坊さんの案内で金堂の左側面に1列に並び、
20名ほどで暗い金堂内に入りました。
結縁潅頂は春(5月3日~5日・胎蔵界)と秋(10月1日~3日・金剛界)の年2回あり
春は右側面から入るようです。
ロウソクの灯りの中、「南無大師遍照金剛」と何度も唱えると
阿闍梨さまが前に立たれ、今度は戒律を区切りをつけて唱えられるので、
少し遅れて、私たちも一緒に唱えます。
印の結び方(右手を上に両手を組み、中指を立てる)を教えていただき
紙で目隠しをされます。
何も見えないので、印を結んだ両手の中指を前の人の背中に当て、
「オンサンマヤサトバン」と普賢菩薩様のご真言を唱えながら、
導かれるままに、進んでいきます。
(なぜ大日如来様ではなく、普賢菩薩様のご真言なのかは不明)
僧侶の方が、中指のあいだに樒の葉をはさんで下さり
指定された場所に着くと、樒の葉を前に放り出すように落とします。
「大日如来」と声がかかり、目隠しを外され・・・見ると、
曼荼羅図の大日如来様の絵の上に、樒の葉が落ちています。
このように花(葉)を曼荼羅に投ずることによって、仏様とご縁を結べるそうです(結縁)。
さらに今度は一人ずつ、囲われたブースのようなところに案内されました。
これがもう、独特の雰囲気でドキドキ。
阿闍梨様の前に座り、頭を下げると、頭に金属製の輪っかのようなものをはめられ
頭頂部あたりに水をつけていただきました(潅頂)。
阿闍梨様が私の手に、三鈷杵を横向きに2回、縦向きに1回挟んで唱えて下さいます。
すると不意に、横におられた僧侶の方が、私の顔の前に鏡を。
「仏様とご縁を結ばれたあなたのお顔です」って言われたかな??
私の顔・・・なんというか《興味津々》って感じの表情でした(笑)
外に出ると、目隠しに使った紙に、梵字の印を押して下さって
「大日如来」と書かれた紙に樒の葉を包んだものと、「結縁灌頂お守り」「結縁灌頂血脉」を
いただきました。

「結縁灌頂お守り」は身に着け、「結縁灌頂血脉」はお棺の中に入れてもらうといいそうです。
金堂から出ると、16時になっていて
大きな鐘楼を鳴らす音が響いていました。

約1時間の貴重な体験後は、清々しい気持ちになり
金堂に入る前は、少し頭痛がしていたのに、すっかり痛みが消えていました(〃▽〃)
特設テントのところでいただいた結縁灌頂の御朱印です。

残念ながら、朱印帳に書いて下さるのではなく、書かれたものを貼るタイプでした。
歩数 10,717歩・歩いた距離 7.3km・上った階数 26階
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