高野山・結縁灌頂

相方たっての希望により、高野山へ。
今年は二度目の参拝です。(雪の高野山の日記はコチラ
春と秋に3日間ずつ行われる【結縁灌頂】が開催されていて
高野山はたくさんの人が参られていました。

まずは奥之院へ。
中の橋から舗装された道を少し歩いたところで、杉の木立の方の道へ入り
化粧地蔵さんに口紅を塗り、水向地蔵さんたちに水を手向けました。
弘法大師御廟で手を合わせていると、ふいに涙が出そうになりました。

金剛三昧院へ。 
拝観料が300円かかりました。
(今年は3月5日~11月27日が有料。その他の期間は無料)
私の好きな多宝塔。
IMG_8784.jpg

六本杉は、樹齢400年。写真では4本に見えますが(^_^;)
IMG_8777.jpg

金剛三昧院の御朱印です。
IMG_0001.jpg

檀上伽藍へ移動し、根本大塔へ。この日は拝観料が無料でした。
何回見ても、この大きさに圧倒されます(〃▽〃)
IMG_8785.jpg
【結縁灌頂】の申し込み(入檀料は3千円)をし、整理券をいただきました。
(誰でも参加可能で、真言宗に入信しなくても大丈夫)

約1時間待ちとのことなので、待ち時間のあいだに金剛峯寺へ向かいました。
IMG_8803.jpg

大玄関の内側から、鐘楼を臨む。
IMG_8790.jpg
木鼻は象の彫刻。左右の象は、阿形と吽形になっていて、
ここから見えるのは、口を閉じている吽形の方。

国内最大級の石庭【蟠龍庭】
IMG_8797.jpg

ちょっぴり色づいている葉っぱもありました。
IMG_8793.jpg

さて、いよいよ結縁潅頂の時間が近づいてきました。
金堂に戻ります。
(金堂側より見た中門)
IMG_8806.jpg

金堂です。
IMG_8814.jpg

時間になると、お坊さんの案内で金堂の左側面に1列に並び、
20名ほどで暗い金堂内に入りました。
結縁潅頂は春(5月3日~5日・胎蔵界)と秋(10月1日~3日・金剛界)の年2回あり
春は右側面から入るようです。

ロウソクの灯りの中、「南無大師遍照金剛」と何度も唱えると
阿闍梨さまが前に立たれ、今度は戒律を区切りをつけて唱えられるので、
少し遅れて、私たちも一緒に唱えます。

印の結び方(右手を上に両手を組み、中指を立てる)を教えていただき
紙で目隠しをされます。
何も見えないので、印を結んだ両手の中指を前の人の背中に当て、
「オンサンマヤサトバン」と普賢菩薩様のご真言を唱えながら、
導かれるままに、進んでいきます。
(なぜ大日如来様ではなく、普賢菩薩様のご真言なのかは不明)

僧侶の方が、中指のあいだに樒の葉をはさんで下さり
指定された場所に着くと、樒の葉を前に放り出すように落とします。
「大日如来」と声がかかり、目隠しを外され・・・見ると、
曼荼羅図の大日如来様の絵の上に、樒の葉が落ちています。
このように花(葉)を曼荼羅に投ずることによって、仏様とご縁を結べるそうです(結縁)。

さらに今度は一人ずつ、囲われたブースのようなところに案内されました。
これがもう、独特の雰囲気でドキドキ。
阿闍梨様の前に座り、頭を下げると、頭に金属製の輪っかのようなものをはめられ
頭頂部あたりに水をつけていただきました(潅頂)。
阿闍梨様が私の手に、三鈷杵を横向きに2回、縦向きに1回挟んで唱えて下さいます。
すると不意に、横におられた僧侶の方が、私の顔の前に鏡を。
「仏様とご縁を結ばれたあなたのお顔です」って言われたかな??
私の顔・・・なんというか《興味津々》って感じの表情でした(笑)

外に出ると、目隠しに使った紙に、梵字の印を押して下さって
「大日如来」と書かれた紙に樒の葉を包んだものと、「結縁灌頂お守り」「結縁灌頂血脉」を
いただきました。

IMG_8817.jpg
「結縁灌頂お守り」は身に着け、「結縁灌頂血脉」はお棺の中に入れてもらうといいそうです。

金堂から出ると、16時になっていて
大きな鐘楼を鳴らす音が響いていました。
IMG_8808.jpg

約1時間の貴重な体験後は、清々しい気持ちになり
金堂に入る前は、少し頭痛がしていたのに、すっかり痛みが消えていました(〃▽〃)

特設テントのところでいただいた結縁灌頂の御朱印です。
IMG_0005.jpg
残念ながら、朱印帳に書いて下さるのではなく、書かれたものを貼るタイプでした。

歩数 10,717歩・歩いた距離 7.3km・上った階数 26階

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック