葛井寺からほど近い、羽曳野市にあります西国四十九薬師霊場第14番札所・野中寺(やちゅうじ)へ。
野中寺は 聖徳太子建立の寺院で、「河内三太子」の一つ、「中之太子」とも呼ばれています。
金剛力士像。 どことなく愛嬌があります(〃▽〃)
門を入ると、東西に建物礎石が残されています(国史跡指定)。
塔跡
金堂跡
ヒチンジョ池西古墳石棺
これは南西1kmほど離れたところで発見されたものを移設されたもの。
鐘楼
この奥に墓地があり、お染と久松のお墓もありました。
本堂
ご本尊は薬師如来様。
地蔵堂
大師堂
正面に見えているのは経蔵で、右手が中門。
中門をくぐると、客殿があり
その先に、寺務所があります。(ご朱印もこちらにて)
方丈の端っこに、庭の入口があり、ここから案内されて入ります。
まずはお庭。縁側にて、帳面に署名をします。
方丈に入らせていただき、毎月18日のみのご開帳・弥勒菩薩半跏像を拝ませていただきました。
666年、白鳳時代作と言われる金銅弥勒菩薩半跏像(重文)。
像高は18.5cm。
とても小さいのですが、ほとんど傷みもなく、とてもきれいな状態です。
長い間、秘仏で守られてきたおかげですね。
写真を掲示して説明して下さったのですが
台座のかまちに、造像銘文が刻され、造られた年号と「弥勒菩薩」であることが記されています。
厨子の両サイドも開けて下さっているので、陽の当たる縁側の方から見る横顔と
反対側から見る横顔を見比べさせていただくことができました。
なんともかわいらしく、威厳があり、その小ささのためか愛おしくなる菩薩様でした。
この渡り廊下の向こう側に地蔵堂があり
こちらでも毎月18日だけご開帳の、地蔵菩薩さまにお会いすることができました。
沙弥寮
修行僧が起居し、修行されていた建物です。
経蔵
いただいた御朱印です。
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