葛井寺(藤井寺市)→野中寺(羽曳野市)と来て
再び藤井寺市の道明寺へ。
関西風桜餅に使われる「道明寺粉(道明寺糒)」発祥の尼寺です。
1800年、神仏分離により隣接している道明寺天満宮境内から現在地に移転したそうです。
楼門です。
境内から見ると、楼門の2階部分に梵鐘があり、鐘木が見えています。
もともとは鐘楼だったのを、移設した際に門に改築したそうです。
手水場
境内の砂利石が美しく掃き清められているので、足元をしっかり見極めながら歩きます。
本堂前の香炉の狛獅子? かなり年季が入っていいます。
本堂(観音堂)
国宝の十一面観世音菩薩様は、毎月18日のご開帳です。
内陣に入らせていただき、すぐ近くで拝ませていただきました。
菅原道真公が手ずから刻まれたと言われ、瞳には黒い石がはめ込まれています。
像高約1メートル、檜の一本造で、漆箔や彩色を用いず、木肌のまま仕上げた檀像彫刻。
頭上面の頂上仏面が上半身まで造られているのが珍しい。
少し話がそれますが、
十一面観音さまで、国宝の指定を受けているのは現在、7体のみ。
滋賀の渡岸寺、京都の観音寺と六波羅蜜寺、奈良の法華寺と聖林寺と室生寺
そして大阪の道明寺。
渡岸寺と聖林寺だけ、まだご縁がありませんが、どちらも常時ご開帳されているので
近いうちに訪ねてみようと思います!
護摩堂
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楚石と大師堂
中門
門の上には、私の好きな阿吽の狛獅子♡
個人名の表札がかかっていたので、中は見なかったのですが
帰ってから調べると、庫裡・寺務所・大玄関があるようです。
多宝塔(第一次大戦戦没者慰霊塔)
地面が黄色いのは、散り落ちた菩提樹の花です。
十三重の石塔
十一面観音像と、右奥には魚藍(ぎょらん)観音像
いただいた御朱印です。
近くに道明寺粉を使った桜餅が売っていないかと探してみましたが、
みつけられませんでした(ノ∀`*)ペチョン
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