1日で全部まわるのは無理と思われたので、観音様のおられるお寺優先で
3ケ寺目は、妙楽寺へ。
北陸三十三ヵ所観音霊場第3番・若狭観音霊場第18番札所
駐車場の先に、まず受付がありました。
参道を進むと、赤い橋があり、その向こうに山門。
真っ赤な金剛力士像にちょっと驚きます。
ひっそりとして、暑さを忘れそうな木立。
苔がすごい。
鐘楼は、かなり傷みが目立っていますね・・・
地蔵堂
左足を下ろした半跏姿、金色の大きな地蔵菩薩さまが安置されています。
鎌倉時代建立の本堂(重文)
本堂の中に入ると、厨子(重文)の中に、二十四面千手観世音菩薩様(重文)が。
顔の左右にある大きな脇面と、頭上の21面で合計24面。
そして42臂の本手の間に、958本の小さな手がある真数千手です。
これまで私は、奈良の唐招提寺・大阪の葛井寺・京都の壽寶寺だけだと思っていたんですが
若狭で真数千手の観音様に出会えるとは!!
先の2ケ寺では、お寺の方が内陣にていろいろ説明をして下さったのですが
こちらはラジカセが置かれていて、スイッチを押すと説明が流れてきました。
ヒノキの一木造で平安時代半ばに作られたそうです。
長く秘仏だったとのことで、金箔がきれいに残った美しいお姿。
厨子の隣には、不動明王座像と聖観音菩薩立像が安置されています。
内陣の裏側も拝観でき、ご本尊様が長く秘仏だったときのお前立様や
上段には千手観音様を守る色鮮やかな二十八部衆がおられました。
小さな祠の横には、芭蕉の句碑と小さな池。
鎮守社の六所神社
薬師堂
仁王門の手前に庫裏と思われる建物があり
そちらのお庭も趣がありました。
いただいたご朱印です。

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