7~10月に読んだ本の記録

読書記録。
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左上から
『最期のキス』 古尾谷登志江 講談社
45歳で自死した俳優・古尾谷雅人氏の奥様で、元女優の鹿沼絵里さんが書かれた手記。
壮絶な日々だけでなく、幼少期のこと、実母からの手紙、家族のことなどを
びっくりするぐらい客観的に書かれています。

『百寺巡礼 第3巻 京都篇1』 五木寛之 講談社文庫
金閣寺・銀閣寺・神護寺などの10ケ寺が紹介されています。
参拝したことのあるお寺ばかりなので、あれこれ思い浮かべることができて楽しめました。

『ふる』 西加奈子 河出文庫
時代が行き来し、そのたびに新田人生という名前の人が出てきます。
あとがきで「いのち」のことを書きたかったと著者。
うーん。。。

『首折り男のための協奏曲』 伊坂幸太郎 新潮文庫
バラバラに書かれた短編が、最後にひとつにつながるもんだと思い込んでいたら
それぞれ独立した短編集でした。
なんだか期待外れの読後感が残りました。

『ユリゴコロ』 沼田まほかる 双葉文庫
ひさしぶりに引き込まれた小説でした。
実家の押し入れで、殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白ノートをみつけるという衝撃の内容。
映画も気になるんですよね~。
映画と言えば、沼田まほかるさん原作「彼女がその名を知らない鳥たち」も
もうすぐ劇場公開されますね!

『三度目の殺人』 是枝裕和・佐野晶 宝島社文庫
是枝裕和監督の映画を小説化(映画ノベライズ)。
いろんなことがわからないままで、すっきりしないものが残りました。
広瀬すずちゃんは、2016年の映画『怒り』に続き、
こちらでも難しい役どころに挑戦されたんですねぇ~!

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