北陸三十三ヵ所観音霊場第12番・北陸白寿観音霊場第11番札所
受付にて、一般拝観@600と、特別拝観(書院・庭園)@200を納めました。
山門
柱には、色鮮やかな彫刻
阿吽の仁王像は、扉に彫られています。
案内看板に、参拝順路が記されていたのですが、鐘楼から行きたいと思ったので、
結果的には逆回りで参拝しました。
杉並木の参道は、苔がいい感じです。
苔の生えた石段と山道を少し登った先に鐘楼(重文)がありました(撞けません)
袴腰の上部まで石造となっているのは、全国でもとても珍しいとか。
その先に、護摩堂(重文)
四面に干支の動物と牡丹の彫刻があります。
護摩堂から石段を降りて、右手に進むと、白山神社がありました。
一の鳥居
手水場
二の鳥居
若宮白山神社
金刀比羅社
神社を出て、右方向に進んでいくと、庚申塚があります。
庚申さんは縁結びの神といわれ、ご真言は「南無青面金剛(なむしょうめんこんごう)」だそうです。
庚申塚の階段を上がって、塚の反対側から降りたのですが、途中に
西国札所のご本尊が祀られていました(護摩堂の近くにもあり)。
717年に「岩屋寺」という名前で開山(昨年は開創1300年)されましたが、のちに花山法皇が
西国三十三所の第1番・那智山(青岸渡寺)と第33番・谷汲山(華厳寺)からそれぞれ一文字ずつ取って、
那谷寺と改名されたそうで、こちらにお詣りすれば、西国三十三所を巡るのと同じご利益があるとか。
弘法大師様にも会えました(〃▽〃)
階段を登って展望台へ。
鎮守堂になっており、白山妙理大権現が祀られています。
ここから見える奇岩遊仙境(国指定名勝)の眺めが圧巻でした!
楓月橋を渡る途中に
木組の猿
三重塔(重文)です。
胎蔵界の大日如来様が祀られています。
扉に浮き掘りされた唐獅子と牡丹が素晴らしい。
私たちは逆から回ったので、大悲閣(本殿)の出口から入ってしまいました。
大悲閣(重文)は、岩窟内に造られた本殿と拝殿からなり
四方の欄間の透かし彫りが見事です。
岩窟内の本殿には、ご本尊の十一面千手観世音菩薩が安置されていて
その後方をぐるりと巡る「いわや胎内くぐり」がありました。
不動明王の霊水と、稲荷社
お不動さんの足元には、こんこんと湧き続ける霊水が。
手持ちの数珠などにかけると、お不動さんのご加護が得られるそうです。
札所巡礼の際には、数珠を持ち歩くのですが、あいにくこの日は持っておらず・・・
逆回りしたので、後になってしまいましたが、これが本殿の唐門。
奇岩遊仙境を今度は下から眺めます。
現在は立入禁止となっていますが、窟の中には仏像がたくさん祀られています。
参道を戻り、山門近くの金堂華王殿へ。
手水場
こんな形の燈籠はあまり見たことがないです。
お福俵というものが置かれていて、一緒に写真を撮ったものを常に持ち歩くといいそうです。
ついつい、ひょっこりはん的な感じで撮ってしまったけど、大丈夫かな~(笑)
1990年に再建された金堂華王殿には、松久宗琳作 高さ7.8mの十一面千手観音様が安置されていました。
金堂華王殿の左側が書院(重文)とつながっていて、書院内の拝観をさせていただきました。
書院の庭は、国の名勝指定になっているのですが、恐らくこの暑さで苔がやられてしまったのでしょう。
残念な感じになっていました。
前田利常が愛用されていた茶室『如是庵』
にじり口が無く、円窓や連子窓が大きいのが特徴的です。
書院奥にひろがる庭園「琉美園」へ
三尊石
ちょっと色っぽい観音様?
茶室「了了案」
普門閣隧道を通って、普門閣へ向かいます。
内部には、水子さんを祀るところがありました。
古民家を移築してきたという普門閣
休憩所と売店と宝物館と食事処を兼ねていて、入口を入ると、お香のいい香りが漂っています。
冷房が気持ちよく効いていて、ずっとここにいたいと思いました。。。
宝物館には、加賀藩前田家ゆかりの茶道具、風神・雷神像などが展示されていました。
境内のあちこちでみかけた「護美小僧」
駐車場には、慰霊塔・交通安全祈願所があり、交通安全祈願所には不動明王様が祀られていました。
いただいたご朱印です。

那谷寺のキャラクター、なたちゃん( *´艸`)
本日の歩数 16332歩・歩いた距離 10.7km・上った階数 26階
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