西国三十三所霊場で最大の規模、姫路市の第27番札所・書寫山 圓教寺(えんぎょうじ)へ。
これまでの参拝は、2011年6月、2015年4月、2017年5月です。
書写山ロープウェイ(往復乗車券@1000)に4分ほど乗って、標高371mの山上駅へ。
車両が新しくなって、窓が広くなっていました。
山上駅から少し歩くと、拝観受付があり、入山料@500を支払います。
そこから往復500円のバスが出ていますが、そちらには乗らずに
20分ほど歩いて、本堂に向かいます。
慈悲(こころ)の鐘をついて、いざ。
参道は「西国巡礼の道」とされ、両側に三十三所の観音様の銅像が祀られているのですが
これがかなり忠実に出来ています!
たとえば第5番 葛井寺・・・
西国のお寺を思い出しながら、この銅像を見て歩くのは、けっこう楽しい♪
坂や石段を登って、仁王門に到着。
ここからは坂を下っていきます。
塔頭の寿量院
客殿・庫裏・棟門(むなもん)が重文です。
五重塔跡
宿坊・圓教寺会館
塔頭・十妙院
客殿・庫裏・唐門が重文。
湯屋橋を渡ると
西国三十三所の観音像を安置している三十三所堂。
放生池があり
石段を登った先に、摩尼殿(観音堂)があります。
摩尼殿の舞台は、映画「黒衣の刺客」の撮影に使われました。
手水場
摩尼殿の外陣に入り、読経しました。
ご本尊・白木の六臂如意輪観世音菩薩様は秘仏で、1月18日のみご開扉。
さらに奥には、約20cmのとても美しい如意輪観世音菩薩様もおられるそうです。
厨子内の木造四天王立像は、重文。
こちらに掲示されていた境内図です。
摩尼殿の裏には、稲荷社
ここからさらに木の根道を登っていくと、どうやら十一面観音様を祀る白山権現社や、仙岳院があるようです。
摩尼殿の裏から山道を進むと、急に明るくなったところに、三つのお堂が現れ、
何度 訪れても「うわぁ~。。。」と、声が出てしまいます。
左から常行堂、食堂、大講堂。
大河ドラマ「軍師官兵衛」や映画「駆け込み女と駆け出し男」「本能寺ホテル」などの撮影が行われた場所です。
常行堂(重文)は裏側に回ると、格子状の窓があり、ご本尊の丈六・阿弥陀如来様(重文)を拝顔できました。
食堂(重文)は一階が写経道場、二階が宝物館になっています。
写経道場は、映画「ラストサムライ」で、トムクルーズと渡辺謙が挨拶を交わすシーンが撮影されています。
食堂の二階から常行堂を間近に見ると、屋根がこんなふうに重なっているんですねぇ!
金剛杵の瓦は、珍しいかと。
重文の大講堂(本堂)には、釈迦三尊像(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩。三体とも重文)が祀られていて、
こちらも向拝からお姿を拝むことができました。
三つのお堂の他には、本多家廟屋(姫路城城主・本多家の墓所)
灌頂水と
弁慶が顔を映したといわれる弁慶鏡井戸などがあります。
さらに進んで、奥の院へ。
不動堂。
何度も訪れているのに、ここに池と手水鉢があることに初めて気づきました。
カエルやイモリ(井戸を守る)が、めっちゃたくさんいました!
性空上人が安置されている開山堂(重文)
性空坐像(重文)が安置されています。
このあたりでも映画「本能寺ホテル」が撮影されています。
開山堂の軒下の三隅には、左甚五郎作の力士の彫刻
一体は重さに耐えかねて逃げ出したため、三隅なのです。
護法堂(左が乙天社、右が若天社。どちらも重文)
向かいに立つ護法堂拝殿(重文)
さらに歩いていくと、苔に覆われた石垣があります。
そこを登ると、金剛堂(重文)
根本薬師堂(薬師如来様は、食堂の2階に安置)
姫路城主・松平直基の墓所
三つのお堂の裏手まで戻ってきました。
鐘楼(重文)
法華堂と塔頭・十地院
三つのお堂の所から、摩尼殿の方角に戻る途中で、右側に降りていく道があり
大黒堂と
塔頭の瑞光院
地蔵菩薩様が祀られていました。
相方がいただいたご朱印と
私がいただいた重ね印です。
おまけ(笑)
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