奥河内の秘宝・金剛寺

大阪府河内長野市にある真言宗御室派の大本山・天野山 金剛寺へ。
新西国霊場第7番・神仏霊場巡拝の道第55番札所

とても広い境内の最北にある駐車場に車を停め、総門へ。
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傷みが激しく、立入禁止のロープが張られていたので、門をくぐることは出来ませんでしたが、
近くから金剛力士像を拝見することはできました。

寺務所の拝観受付にて、拝観料と駐車場代@500を納めます。
拝観料は、本坊(庭園・宝物館)が400円、伽藍(金堂・多宝塔・食堂等)が200円で
共通券が500円です。

本坊大玄関
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結界を示す蛙の置物がいいですね。

本坊庭園
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庭園を右に見ながら、回廊を通って奥殿(北朝御産所)へ
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回廊の途中、左手に見える観蔵院門
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本坊奥殿内の北朝三上皇(光厳・光明・崇光)御産所
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回廊を戻る途中には、茅葺屋根の休憩所がありました。
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持仏堂(本坊の本堂)
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不動明王様が祀られていて、拝顔できました。

本坊と持仏堂の間にある庭園。
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宝物館へ。
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武具や鏡、鎧などの重要文化財の展示がありました。
国宝の「日月山水図屏風」などは、5月5日と11月3日のみ公開されるそうです。

本坊を出て、天野川添いの道を伽藍のある南方向へと進みます。
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向かって左手に、会館・食堂・講堂・無量寿院・水子地蔵尊が並び
それぞれの前に、橋がかかっています。
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本坊側と伽藍側の間に、摩尼院(南朝行在所)への門がありました。
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いったん南のはしっこまで行きました。
南大門
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そこから入り直し、伽藍の入口にある楼門(重文)へ。
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増長天と持国天(どちらも鎌倉時代作の重文)が安置されています。

拝観受付に置かれていた境内図をパチリ。
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手水舎
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食堂
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少し石段を上ったところに、鐘楼(重文)
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今年の3月、9年間におよぶ大改修を終えたという金堂(重文)
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外陣に入らせていただき、内陣扉の格子の間から、内陣の様子を見ることができました。
中央に丈六の大日如来様、向かって右に不動明王様、左に降三世明王様(三体とも国宝)。
このような三尊像は密教でも特殊な形式と考えられ、尊勝曼荼羅(そんしょうまんだら)というそうです。
降三世明王様は、四面八臂三眼の立像として表されることが多いのですが、こちらは坐像で一面二臂二眼。

向拝虹梁が色鮮やかです。
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内側には鳳凰が描かれています。
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多宝塔(重文)
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秘仏の大日如来様(重文)が安置されています。

経蔵
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石段を上ると、正面には五仏堂
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金剛界の五仏・五智如来(大日・阿閦・宝生・阿弥陀・不空成就如来)が安置されているそうです。

向かって左に薬師堂
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右には回廊でつながった階段があり、その途中に
閼伽井堂と
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御影堂(重文)があります。
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弘法大師様が祀られています。

階段の先には、後村上天皇が月見をしたとされる観月亭。
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法具蔵
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護摩堂
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開山堂
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光厳天皇陵
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薬師堂のところまで戻り、そこから石段を登った先に、求聞持堂
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約30分で巡れる「天野山八十八ヶ所巡り」というのがありましたが
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一番・霊山寺のところまで行って、引き返してしまいました(ノ∀`*)ペチョン
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宝蔵
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龍王池
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池の向こう側には、3つの社があります。
左から 天照皇大神社・八大龍王善女龍王社・弁財天社。

楼門を出て、水掛三尊像に水を掛け
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鎮守橋を渡り、階段を上ると、国道170号に出ます。
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170号線を横断し、あまり人が通った形跡の無い階段を登って行くと
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山の中に、鎮守社があります。
小さな祠があり
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拝殿
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中は空っぽでした。

鐘楼
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蜘蛛の巣をかき分けながら、さらに登ると
二つの社がくっつくようにして建っています。
裏側に出てきましたので、表に回ります。
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右側にある丹生・高野明神社(高野山の地主神)。
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左側は地主神である水分明神。
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いただいたご朱印です。
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