愛媛県大洲市の四国別格二十霊場・第8番札所・正法山 永徳寺 十夜ヶ橋(とよがはし)へ。
本坊は約1.5km離れたところにあるそうですが(ご本尊は千手観音様)
四国別格霊場としては、国道56号線沿いにある、こちらが札所となります。
弘法大師様が修行の途中に、橋の下で一夜を過ごされた場所で、
夜明けまでの時間が十夜の長さに感じられたということで、衆生済度の詩を詠まれました。
手水場
本堂(境外仏堂=奉讃殿)と納経所(向かって右側)
内陣に入らせていただきました。
柱に貼られた張り紙
2018年7月7日の豪雨災害によって、床上浸水1m40cmの被害を受けたそうです。
ご本尊の弥勒菩薩様は、あと1cmというころで、奇跡的に浸水を免れ、ご無事だったとか。
弥勒菩薩様のすぐ近くまで寄らせてもらって、拝ませていただきました。
なんともいえない穏やかな笑顔。
思わずこちらもホッコリと笑顔になります。
内陣に貼られていたポスターです。
これは被害に遭われた時の写真。
涙が出てきますね・・・
よくぞここまで復旧されました。
しかしながら、奉讃殿は傾いてしまい、建て替えを余儀なくされ
二度と浸水しないよう、嵩上げをしての再建を計画されているとのことでした。
大師堂
小さなお大師様の立像が祀られていました。
水引虹梁の彫刻
左向拝柱木鼻の巨大な龍がすごい!!
右向拝柱木鼻の獏と、背面の獅子
堂の周囲には、蛇や獅子などの様々な動物や
天女のような姿も。
彫刻がとても素晴らしかったので、帰ってから調べてみると
長州大工・門井宗吉氏が最初に携わったのが、この大師堂だったそうです。
なで大師さま
橋の上に立つ大師像
十夜ヶ橋の下へ。
橋の下は、国内で唯一野宿が認められている場所で、十夜ヶ橋納経所で「ござ」を貸し出されているそうです。
また、お大師様が安眠できるように、橋の上では杖をつかないという習わしがあります。
横たわるお大師様の石造が2体。
川に近づくと、鯉がたくさん寄ってきました。
いただいた御朱印と
御影と散華です。
おまけ。
こちらに向かう途中で出逢った、いよ灘ものがたり号♡
乗ってみたいなぁ~(〃▽〃)
本日の歩数 8701歩・歩いた距離 6km・上った階数 43階
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