近畿三十六不動尊霊場第18番・神仏霊場巡拝の道第112番
通常は、こちらが拝観の入口となり
庭を通って本堂まで無料で拝観出来ますが、
平成30年9月15日〜11月25日は特別拝観ということで
拝観料@800円を納め、表玄関から入らせていただきました。
玄関から宸殿へ向かう途中には、2種類の輿が展示されていて
網代輿(あじろごし)の方は、皇族の方がご使用になられたとのことで
張り巡らされた網代編みのすだれが、素晴らしい。
宸殿。
内陣には、3体の不動明王様と、中央に役行者と前鬼と後鬼。
役行者をはさんで、前鬼と後鬼は向かい合うように座っています。
蔵王権現様は、おでこに目のある三眼。
熊野三仏(薬師如来・千手観音・阿弥陀如来)や、三宝荒神と孔雀明王も祀られていました。
宸殿前庭
「波紋が乱れているのは、聖護院に住むイタチの夫婦の足跡である」
と案内板に書かれているのが、ほほえましい( *´艸`)
宸殿前庭は、2月2.3日と、6月7日(役行者の命日)に、たくさんの山伏が集まり
採燈大護摩供が勤修される大護摩道場でもあります。
弁財天・山王権現・稲荷大明神が祀られている社がありました。
宸殿の「九老の間」
九人の仙人が描かれています。
宸殿から書院へ向かう途中に、ほら貝が置かれており
吹いても良いと書かれていたので、挑戦してみました!
吹き口に、金管楽器のマウスピースのようなものがついています。
上下の唇をプルルルルルル~と、震わせながら吹くと
なんとなく音は出ましたが、とても音階を奏でるまでは(^_^;)
金管楽器の奏者なら、きっとすぐに吹けそうだと思いました。
書院(重文)へ。
今年9月4日の台風被害が未だ残っている状態で、檜皮葺屋根の一部が剥がれています。
こちらの障壁画などは撮影禁止です。
書院の廊下の釘隠しは折れ文(ラブレター)のデザイン
襖絵
5ヶ所にスタンプが置かれていました。
小さなお庭がいくつかありました。
宸殿⇒書院⇒庫裡ときました。
庫裡には、節分の時の様子や、山伏のみなさんの集合写真など、
数枚の写真が展示されていました。
聖護院ときくと、千枚漬けのイメージが強くて、勝手に京都のはんなりとしたお寺・・・をイメージしていましたが
熊野三山を拠点とする修験道(山岳信仰)の山伏たちが集まる総本山なんですね!
本堂(不動堂)へ。
毎月28日の10時と14時に護摩焚きが行われるのですが、今日(11月25日)は特別拝観の結願日なので
特別に3回、護摩焚きをされるとのことで、12時半からの護摩焚きを外陣にて拝見させていただきました。
炎は天井近くまで上がる時があり、ハラハラどきどき。
和太鼓の迫力と、3人のお坊さんの掛け合ったりハモったりするお経にワクワク。
般若心経や、御真言をたくさん唱えられたときは、一緒に声を出して唱えました。
護摩焚きが終わると、内内陣まで入らせていただき、すぐ間近で仏像を拝ませていただきました。
神変大菩薩様の周りには、前鬼・後鬼だけではなく、八童子が!
不動明王様(重文)は、本体のみが平安時代作の重文で、後背の炎や二童子は後の時代のものだそうです。
智証大師円珍様(重文)も祀られていました。
この日はみれませんでしたが
寺務所の2階には、お寺で一番古い阿弥陀様と不動明王様・役行者・毘沙門天が祀られているそうです。
いただいた御朱印は2種類。

特別印です。

そして、スタンプラリーをすると

こんなステッカーがいただけました(〃▽〃)

役行者に従える夫婦の鬼、前鬼と後鬼さんでーす♡
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