奈良県大和郡山市の松尾山 松尾寺へ。
創建は718年とのことで、1300年の歴史あるお寺です。
第一駐車場下段(駐車場はたくさんあります)に車を停め、北惣門から入りました。
門を入った右手に、閼伽井からの霊泉。飲用できます。
百八段の石段を上って
手水場
龍のお尻?のあたり、すごいことになってますw
厄除の鐘を撞きました。(鐘楼の全体写真は撮り忘れ)
梵鐘の真下には、ご住職の独特の書体で書かれた般若心経が。
なんだかほのぼのする、いい字です!
本堂(重文)へ。
正面の向拝には、十二支の方位盤
向かって左側の入口から、外陣に入らせていただきました。
ご本尊で秘仏の千手千眼観音様(厄除け観音様)はお厨子の中。
1年に一度、11月3日に御開帳されるそうです。
左右に金剛界と胎蔵界の曼荼羅が掲げられています。
大壇(須弥壇の手前に設置された仏具などを置くところ)には多宝塔もありました。
十一面観音様(重文)は、奈良博物館に寄託されているそうです。
本坊への門
門の向こう側に、納経所などがありました。
本坊のお庭は、普段は非公開ですが、薔薇の季節だけ特別公開されるそうです。
七福神堂
ローソクを供えるところに、三鈷杵のデザインが!
拝観料の300円を納め、七福神堂の中に入ると
お寺の方がいろいろと説明をして下さいました。
まずは小槌のような持ち手がないもの・・・を2回鳴らし
仏様たちにご挨拶をしました。
内陣の向かって左にある脇部屋には、円筒型の厨子の中に秘仏の歓喜天様が。
そして内陣には、七福神が勢ぞろい。
中央の奥には、弘法大師作といわれる七福神堂のご本尊・大黒天様(重文)。
今まで見たことがないような、キリッとしたスマートな大黒天様です。
像高は約1mで黒々としています。右手には打ち出の小槌を持たず、
左肩には袋を背負っていますが、それも大きくふくらむようなものではなく、シュッとしています。
大黒天様の両脇に、二対の大日如来様。
金剛界(智剣印=忍者のような印相)と胎蔵界(法界定印=座禅を組む時の印相)の大日如来様です。
この大日如来様がとても美しく、台座も素晴らしいもので見惚れてしまいました♡
手前の厨子、左側には弁財天と毘沙門天。
弁財天は八臂の立像で、小さな厨子内には供物や動物、人も所狭しと配置されていて賑やかな様子。
毘沙門天は小さな立像ですが、造形が美しい。
右側には、恵比寿・福禄寿・寿老人・布袋尊。
恵比寿さんは、まるで聖徳太子のようないでたちで、これまた初めて見るようなお姿。
右にある脇部屋には、聖徳太子の30歳像が祀られており、
意外とぽっちゃりした印象を受けました。
阿弥陀堂
阿弥陀三尊像が祀られているそうです。
行者堂
中央に像高2mの役行者様が祀られていて、毎年9月1日~7日に御開帳されるそうです。
前鬼・後鬼、葛城七大童子、役行者のお母さんも祀られているそうなので
ぜひ御開帳の時に行ってみたいと思います!
本堂に向かって左側には、護摩道場と神霊石の大岩、そして三重塔
三重塔
後水尾天皇の持仏だった如意輪観音像が祀られているそうです。
十三重塔
鎌倉時代のもので、舎人親王の毛骨を納めたものと伝えられています
三重塔の脇の小路には、西国三十三観音の石仏があり
裏手の道を上っていくと、楊谷観音堂
さらに上っていくと、松尾山神社があります。
手水場
ちっちゃな龍がカワイイです(〃▽〃)
あ。松尾寺のご住職の文字が、ここにも。
松尾山神社からは、大和平野が見渡せました。
鐘楼のところまで戻り、そこから石段を降りると
行場がありました。
もう少し下ると、南惣門
風神と
雷神ですね!!
いただいた御朱印です。
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