西国三十三所(三)・善光寺(お礼参り)

日記が前後しますが、22日の午後は
西国三十三所巡礼のお礼参りで、長野市の定額山 善光寺へ。
これまでの参拝は、中学の修学旅行と、2011年10月と、2017年7月です。

仁王門
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屋根は銅瓦葺です。
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金剛力士像
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背面には、三宝荒神像と三面大黒天(大黒・弁財・毘沙門)が。

本堂拝観のチケット裏に印刷されていた境内図です。
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仲見世通りを抜け、「駒返り橋」(源頼朝が善光寺を参詣した時に、馬の蹄が穴に挟まってしまった為に駒を返したとされる)を渡り
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手水場
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濡れ仏(延命地蔵菩薩)様
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山門(重文)
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お花の飾りがありますね。
夜はライトアップされるそうです。
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山門の楼上へ(拝観料500円)
天女や蓮の障壁画で飾られた仏間があり、中央に文殊菩薩騎獅像、
四方には四天王像(持国天・増長天・広目天・多聞天)が安置されていていました。
長押の上には、四国八十八ヶ所のご本尊の御分身仏が祀られています。
山門内は撮影禁止ですが、山門から外側は撮影可能。

「善光寺」と書かれた寺額
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5羽の鳩と、牛が隠れています。

善光寺の参道
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経蔵(重文)へ。
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本来ならば、山門・本堂・経蔵の共通拝観券(1000円)を購入すると、300円お得になるのですが
私たちが訪れた時間が15時を過ぎていたので、共通券の販売は終了しておりました。
それぞれ別々に拝観券を購入します。経蔵は300円でした。
中学生の時に訪れた記憶はありませんが、2011年から三度目の参拝にして
初めて経蔵の中を拝観することができました!
入口の中央には、傅大士(ふだいし。中国、南北朝時代の在俗仏教者で、弥勒菩薩の生まれ変わりと言われ、輪蔵の創案者)と
二人の息子(普建と普成)の像が安置されており
入口の左側には如意輪観音様、そして奥の左側には慈覚大師様、右奥に伝教大師最澄様、
入口の右側には釈迦如来と大迦葉尊者・阿難尊者が祀られています。

そして経蔵の中央に、八角の輪蔵。
腕木を押して、一回転させることができ、
一切経全てを読んだのと同じ功徳が得られるそうです。

本堂(国宝)へ(拝観料500円)
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屋根は檜皮葺きで、奥行きがとても深いお堂です(間口24m、奥行54m)。
本堂正面の奥行1間分は壁や扉を設けない「吹き抜けの間」、その先の奥行4間分が外陣(ここまでは拝観無料)で
外陣には賓頭盧さんや閻魔大王さまが祀られています。
その次の奥行5間分がとても広い内陣で、左右の壇上には丈六の地蔵菩薩様と弥勒菩薩様。
頭上の欄間には、手に楽器を持ち、雲に乗った来迎二十五菩薩像と
西国・坂東・秩父の各観音霊場札所の観音像。

お堂のもっとも奥が内々陣です。
向かって右側には開山像(本田善光公と妻と子の像)を安置する「御三卿の間」があり
左側に秘仏のご本尊・一光三尊阿弥陀三尊像をお祀りする瑠璃壇があります。
未年と丑年の4~5月に御開帳が行われ、お前立の阿弥陀如来三尊像が公開されるそうですが、
通期はお前立本尊は、別格寺院の大勧進に安置されていて、ご開帳前に本堂に運ばれるそうです。

戒壇巡りをしました。
「極楽の錠前」に触れると、なんとも言えない充足感。

納め札を納めるところは無いので、本堂の御朱印を書いて下さった方に託しました。
16時になると帷子が閉められ、内々陣は全く見えなくなっていました。

本堂前の、陶器の燈篭♡
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講堂(事務局)の前には、3種類の『善光寺探訪ガチャみくじ』がありました。
本堂編
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文化財編
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お朝事編
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「参拝者」って!! けっこうツボでした(笑)

月ごとに限定発売される御朱印帳を購入いたしました。
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真っ赤な青海波。

歴代回向柱
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御開帳時に建てられる約10mの角塔婆。
御開帳終了後、こちらに移動され、長い年月をかけて徐々に土に還っていきます。

日本忠霊殿・善光寺史料館
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時間が遅かったからか、もう閉まっていました。

12月22日の歩数 11605歩・歩いた距離 8.4km・上った階数 14階

そして翌日、23日の早朝、再び善光寺へ!
前回はすぐ近くの宿坊に泊まらせていただきましたが、今回は長野駅近くのホテル泊だったので、お朝事に参加できないと思っていたのですが
誰でも参加OKとわかり、6時半にホテルを出発し約2kmを20分で歩いて・・・
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善光寺へ
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仲見世通りのお店は、もちろん締まっています。

お朝事(おあさじ)は、毎朝 日の出とともに行われるので、
日によって始まる時間が変わりますが、この日のお朝事は7時から。
1年のうち、最も遅い時間からの開始です。
昨年は7月に参加させていただいたので、一番早い5時半の開始でした。

私たちが到着すると、すでに本堂前からズラリと行列が出来ていて(ほとんどが宿坊の宿泊者と思われる)山門近くにて待機。
待っている間、僧侶の方が何人か通られたのですが
黒い帽子付きのマントを羽織られていたのが、とても印象的でした。

朝日が昇ってくると同時に、山門の手前にある大勧進から、赤い傘を差しかけられたご住職が出てこられました。
みんな一斉に、膝をついて屈み、合掌して待ちます。
ご住職が「南無阿弥陀仏」と唱えながら、頭の上に数珠を当てて下さいました。
人生二度目の「お数珠頂戴」をいただいて、感無量(T_T)

昨日購入した本堂拝観のチケットが2日間有効とのことなので
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こちらを提示して、内陣へ。

内々陣ではたくさんの僧侶が、声を合わせ、静かにゆったりとしたお経を唱えておられます。
善光寺は無宗派の単立寺院で、ご住職は「大勧進貫主」と「大本願上人」(女性)のお二人が務めておられます。
「大勧進」は天台宗、「大本願」は浄土宗なので、
昨年 お朝事に参加させていただいたときには、天台宗と浄土宗の法要が交代で行われたのですが、
今回は大本願の女性のご住職(昨年は94歳だったかと・・・)がおられず、天台宗の法要だけで、大勧進のご住職の先導に合わせて、全員で「南無阿弥陀仏」を10回唱えました。

法要の途中で金色の緞帳があがり、厨子の扉を開けられるのですが
絶対秘仏のご本尊や、7年に一度御開帳されるお前立ご本尊は見えません。

法要のあと、供養や祈願を申し込んだ人は内々陣に上がらせてもらえるのですが
私たちは申し込んでいなかったので、再び戒壇めぐりを。
そして帰ろうとしたときに、超高速の般若心経が聞こえました。
一緒に・・・と思いましたが、早すぎてついていけず(^_^;)

相方がいただいた御朱印と
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私がいただいた重ね印(200円)です。
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追記
善光寺節分会(平成31年2月3日)には、EXILEのÜSAさんとMAKIDAIさんがゲストで来られるそうですよ!!

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