北斎の天井画に魅了される岩松院

長野県小布施町にある福島正則公の菩提寺梅洞山 岩松院(がんしょういん)へ。

駐車場の向かいに太子堂がありました。
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仁王門
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なんだかカワイイ金剛力士像
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石段を上ると
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優しい表情の小布施観音様が出迎えてくれます。
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香炉の鉢が素敵♡
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鳳雲閣
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鐘楼(撞けません)
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本堂へ
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本堂の香炉
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自販機にて拝観券(300円)を購入します。
足元には、蛙が。
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ご本尊は釈迦如来様。
内陣の暗くて高いところに祀られているので、拝顔はできません。
そして本堂中央の天井には、葛飾北斎の「八方睨み鳳凰図」!!
振動で剥げ落ちることがあるとのことで、置かれた椅子に着席して見上げました。
しばらくいろんな角度から眺めていると、参拝客が増えてきて
お寺の方が、説明をして下さることになりました。
天井画は21畳分の大きさで、北斎晩年の最大の作品(これを描かれた翌年、北斎は江戸に戻り、90歳で亡くなっています)。
朱・鉛丹・石黄・岩緑青・花紺青・べろ藍・藍などの顔料をニカワ水で溶いた絵具で彩色され、金箔を4400枚使用し、かかった材料費は150両(現在なら6千万円)とのことです。
ご御本尊様にお尻を向ける位置(S席)から見上げると、金箔がよく光り、とてもとても美しく、ついついポカンと口を開けて、見入ってしまいました。
160年間一度も塗り直しをされていないのに、とても鮮やかです。素晴らしい!!
本堂の廊下の奥には、土人形や百坊主が書かれた2m近い高さの壺などが。
本堂の別の部屋にも、いろんな寺宝を公開されていました。

本堂の裏庭には、
小林一茶が「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」という句を詠んだ【蛙合戦の池】
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池のほとりには一茶直筆の句碑があります。
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ここから2分ほど行ったところに、福島正則公の霊廟があるそうです。

庫裡でしょうか。
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何のお堂かは不明。
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いただいた御朱印です。
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