四国別格二十霊場・第15番札所 箸蔵寺 

昨年に続いて今年も年明け早々、四国へ!
四国別格二十霊場、1泊で愛媛県の2ヶ寺と香川県の5ヶ寺と徳島県の1ヶ寺に参拝しました。
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まずは徳島県三好市にある、四国別格二十霊場第15番札所・宝珠山 箸蔵寺へ。
本坊前までロープウェイに乗りました(往復1540円⇒JAF割引で1390円)。
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仁王門前に駐車場があり、そこから徒歩で上ることができるのですが、
仁王門から本坊まで、片道約30分の上り坂&石段なので、時間の節約( *´艸`)

吊り革ならぬ、吊り球?!
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ロープウェイ内から撮影した仁王門と
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高灯籠
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ロープウェイは約4分間で320mを上り、本坊前にある「箸蔵寺駅」に到着。

境内図
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中門
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本坊(重文)
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蟇股に鯉の彫刻って、あまり見たことないかも。
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護摩堂はのちほど参拝することにして、まずは本殿を目指します。
ぼけ封じ観音像
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石段を上って
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鐘楼堂(重文)
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別の角度から。すごいバランスです。
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ロープを下に引いて、鐘を鳴らしました。
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鳥居の奥の石段をさらに上る途中、右側に
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薬師堂(重文)があります。
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お薬師さんは厨子の中でした。

修行大師様
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長い石段を上った右側に、手水場。
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そこから右に進むと、ひっそりと観音堂がありました。
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扉は閉まっていますが、馬頭観音様が祀られているそうです。
すっかり色褪せていますが、極彩色に彩られたお堂だったのですね。

本殿(重文)へ
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見事な彫刻です!!
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本殿は手前から外陣・内陣・奥殿となっています。
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外陣と奥殿の屋根にはそれぞれ千鳥破風と軒唐破風。
屋根はすべて銅板葺きです。

奥殿は高いところにあります。
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「こんぴら奥の院」とも呼ばれ、本殿の参拝方法は拍手でも納経でも、どちらでもいいのだとか。
絶対秘仏のご本尊は、金毘羅大権現様で、脇士は不動明王・深沙大将だそうです。
きれいな天井画が見えました。

五大力尊
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御影堂
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白い大きめのお大師様が拝顔できました。
こちらに祀られているのは、本坊のお大師様の身代り仏だそうです。

いつも本堂と大師堂で読経する前に、ローソクと線香を備えるのですが
どちらのお堂にも、供えるところはありませんでした。
四国ではここだけだと思います。
お寺のHPによりますと「神仏習合のご本尊様である権現様をお祀りしている関係から、古来よりお線香は使わない慣例となっております。ご本殿に担当者がいる場合は、担当者にロウソクを預けて下されば、堂内のロウソク立てに立てて点火いたします。」とのこと。

御影堂の背後に、ミニ四国八十八ヶ所。
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石段を降り、菅原道真を祀る天神社(重文)
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小さな祠ですが、彫刻が素晴らしいです。
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護摩殿(重文)まで戻ってきました。
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本殿と同じ外陣・内陣・奥殿の3部分で構成され、本殿よりも少し小さめ。屋根は桟瓦葺き。
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本殿まで上がれない人のために造られたそうです。
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外陣に入ることができました。
内陣に護摩壇があり、向かって右に本尊を守護する赤不動様、左に大黒天さん。
奥殿は外陣からは見えない高いところにあり、金毘羅大権現様が祀られているそうです。
護摩堂では開山以来(1000年以上前)毎日、朝と夕方に護摩祈祷が行われているのだとか。
こちらにも天井画がありましたが、だいぶん色褪せていました。

護摩堂の向拝に祀られているのは、どなたでしょうか・・・
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賓頭盧さんではなさそうです。

いただいた御朱印と
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御影と散華です。
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ロープウェイで降りると、「登山口駅」にて、温かい梅こぶ茶のお接待をいただいたのが
とても嬉しかったです!

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