神仏霊場巡拝の道第10番
境内図
弘法大師様が高野山を開かれたころ、高野山は女人禁制だったために
お大師様の御母公・玉依御前はお大師様に会いに行くことが叶わず、こちらのお寺に滞在されました。
御母公は弥勒菩薩を熱心に信仰されていたので、亡くなられた際にご廟を建てて、
お大師様ご自作の弥勒菩薩と御母公を安置されたそうです。
本堂脇に手水場
大師堂(護摩堂)
ご本尊は弘法大師様。
脇侍に、四国八十八ヶ所のご本尊が祀られているそうです。
賓頭盧さんがおられました。
訶梨帝母尊
多宝塔
胎蔵界の大日如来様と、脇侍には胎蔵界の四仏(阿閦・宝生・不空成就・阿弥陀如来)が祀られています。
境内の一番奥に鐘楼がありました。
鐘楼の隣には、弁財天と稲荷大明神が祀られている祠。
蓮花の形の噴水
修行大師様と【ゴン】の碑
ゴンは昭和60年代に慈尊院近くに住みついた野良犬で、2002年で亡くなりました。
誰が教えたわけでもないのに、慈尊院から高野山までの約20kmの道のりを毎日案内したといいます。
拝堂
扉を開けて中に入ることができました。
内陣の中央はガラス窓があり、そこから本堂を拝むことができます。
扉の閉まった黒いお厨子が2つあり、どちらも弥勒菩薩様が祀られているそうです。
お大師様の御母公の像も安置されていました。
本堂の弥勒堂(重文)
弥勒堂はユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部として登録されています。
ご本尊の弥勒菩薩様(国宝)は21年に一度、御開帳されるそうですが
前回は2015年だったので、次の御開帳のころには、私はとんでもない年齢になってそうですΣ(゚д゚lll)ガーン
みろく石
この石は御母公との縁結び石といわれるそうなので、撫でて祈願しました。
こちらの絵馬は、なんとオッパイの形!!
「子宝、安産、育児、授乳、病気平癒」を祈願して奉納されます。
こんな大きなお手製のものも・・・
有吉佐和子氏の小説『紀ノ川』の舞台になりました。
築地塀
こうやくん模様の自販機( *´艸`)
いただいた御朱印です。

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