四国別格二十霊場お遍路の旅・お礼参り、高野山の次は世界遺産・西国愛染十七霊場第8番札所八幡山 東寺(教王護国寺)へ。
これまでの参拝は、2013年5月、2017年9月です。
駐車場の隣、蓮池の奥にある宝蔵(重文)。
手水舎
受付にて拝観料@800円を納めると、いただけるお寺のパンフレット・・・
表紙は講堂内に安置されている梵天様。
8ページからなるオールカラーの豪華なパンフレットには
仏像の写真が惜しみなく掲載され、毎日 眺めたいぐらい素晴らしいものです!
まずは総高55m、木像建築日本一の高さを誇る五重塔(国宝)から。
第53回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開ということで
1月10日~3月18日、初層内部が公開されています。
以前は中に入ることができたのですが、今回は四方の扉外からの拝観でした。
内部にライトをつけて下さっているので、とてもよく見えました。
心柱を大日如来に見立て、その周囲の須弥壇上の四方に
阿閦・宝生・阿弥陀・不空成就如来の金剛界の四仏&八大菩薩が祀られており
壁や長押等は、極彩色の文様、四天柱には金剛界の曼陀羅が描かれています。
金堂(国宝)
こちらで四国のお経を、小さな声で読みました。
像高が約3mの薬師如来様(重文)と、日光・月光菩薩(どちらも重文)。
薬師如来様の光背には七仏薬師像、台座の下には十二神将(重文)が祀られています。
桃山時代の大仏師・康正の作だそうです。
講堂(重文)
講堂内には、弘法大師様の密教の教えを表現する全21躯の仏像が構成する立体曼荼羅。
中央が如来部で五智如来(大日如来様を中心に、阿弥陀・不空成就・阿閦・宝生如来)が祀られています(すべて重文)。
向かって右側は菩薩部で五菩薩(金剛波羅蜜多菩薩様を中心に、金剛薩埵・金剛宝・金剛法・金剛業菩薩)(すべて国宝)。
左側は明王部で五大明王(不動明王様を中心に、降三世・軍荼利・大威徳・金剛夜叉明王)(すべて国宝)。
四隅には四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)と梵天・帝釈天(すべて国宝)。
この立体曼陀羅は、839年に完成し、その後 運慶一門が1197年に修復しています。
その際に仏像の15体からは、真言陀羅尼と弘法大師様が唐から持ち帰ったという仏舎利が納められているのが発見されたとのこと。
私はこちらの帝釈天様が大好きで、うっとり♡♡♡
いつまでも拝んでいたいです( *´艸`)
講堂を出ると、何やら大行列ができています。
一般人らしき人もいますが、僧衣を身に着けておられる方がほとんどです。
しばらく待っていると、庫裡の前の門から・・・
赤い傘を差しかけられたお坊さんが出てこられました。
次々と出てこられたお坊さんたちは、
灌頂院(重文)に入っていかれました。
真言宗の最高儀式「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」という行事で
1月8~14日の毎日行われる正月行事だそうです。
鎮守八幡宮
南大門(重文)
小子房(天皇をお迎えするところ)の勅使門
この門、好きなんです(〃▽〃)
毘沙門堂
兜跋毘沙門天様(国宝)は宝物館に収蔵されています。
三面大黒天を祀る大黒堂
御影堂(国宝)。
今年の12月まで、修復工事が行われます。
国宝の弘法大師像は、工事期間中、向かいに立つ大日堂に祀られ
毎朝6時からお大師様に朝食を捧げる「生身供」(しょうじんく)は、一般人も参拝できるそうです。
大日堂
鐘楼
経蔵
仮堂
江戸時代の弘法大師像が祀られています。
こちらで読経しました。
最後は食堂へ。
ご朱印を待つ長い行列ができています。
食堂のご本尊・千手観音様は、宝物館に安置され、代わりに十一面観音様が祀られています。
(宝物館は春と秋しか公開されないので、今回は拝観できず)
いただいた御朱印と
御影と散華です。
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