徳島県神山町、12番札所の手前にある、番外札所・杖杉庵(じょうしんあん)へ。
前回の参拝は、2017年12月です。
大きなイチョウの木が目印です。
手水場・・・を使う勇気はありませんでした(^_^;)
幕がかかっているので、上半分が見えませんが
ご本尊・地蔵菩薩様が祀られているお厨子と、修行大師様?と、あと2体の仏像が祀られていました。
ご真言は「おん かかかび さんまえい そわか」。
弘法大師様と衛門三郎の像。
衛門三郎とは、最初に四国八十八ヶ所を巡った伝説の人物。
830年ごろ、衛門三郎は四国巡錫中の弘法大師に無礼な行い(托鉢をしていた大師の鉢を叩き落とし、8つに割ってしまう)をしてしまい、それからというもの8人の子供が毎日一人ずつ亡くなってしまいました。
衛門三郎は大師に詫びるために、四国巡礼の旅に出ました。
そして巡礼21回目、逆回りを行っている途中、12番札所・焼山寺近くのこの地で力尽き、病に倒れました。
そこに弘法大師様が現れたので、衛門三郎は非礼を詫びました。
お大師様は衛門三郎をこの地に葬り、墓標として衛門三郎が遍路に使用した杉の杖を立てたそうです。
その杖が成長して大きな杉の木になったため、この場所を「杖杉庵(じょうしんあん)」と呼ぶようになりました。
(残念ながら、この杉は江戸時代に消失したため現在は残っていません)
衛門三郎のお墓
ご朱印は、次の第12番札所・焼山寺でいただきました(なので、参拝は必ず杖杉庵を先に)。
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