三重県鈴鹿市にある西国四十九薬師霊場第33番札所・高富山 瑠璃光院 石薬師寺へ。
歌川広重が東海道五十三次の44番目「石薬師宿」に、このお寺の全景を描き
山下清も同じく東海道五十三次に「冬の寺」と題して、まさにここから見える景色をペン画で描いています。
手水場
本堂前の燈籠には「日光遍照」と「月光遍照」と書かれています。
狛獅子
庫裡にて拝観を申込み@300円を納めると
本堂内に案内していただけました(本当は予約が必要だったのかも?)。
まずはお寺の歴史から、とても丁寧に説明して下さいました。
元は「高飛山 西福寺」という寺名だったのが、宿場町ができてから「高富山 石薬師寺」に変わったのだと。
ご本尊で秘仏の石薬師様は、弘法大師様が爪で石に掘ったもので、高さは約2m。
嵯峨天皇の勅願寺で、お厨子の鍵は京都に預けられていたため
当時は60年に一度しか御開帳されなかったそうです。
今は毎年12月20日、すす払いが行われる際に御開帳されるそうです。
内陣の中央、須弥壇には大日如来様。
その左右にふっくらしたお顔の十二神将さんが6体ずつ祀られています。
頭上に干支をのせ、衣装には鮮やかな彩色が残っています。
内々陣、ご本尊の石薬師様が安置されている厨子の前には毘沙門天様が立たれ、
脇侍の日光・月光菩薩様は、とても美しい御姿。
赤色の不動明王坐像と、青色の不動明王立像を左右に安置。
厨子の前は、内陣よりも床が低くなっており、天井は最も格式高い折上小組格天井。
厨子に向かって右側は弘法大師様・十一面千手観音様・愛染明王様などが祀られ
向かって左側には護摩壇があり、ガネーシャ・十一面観音様(ガネーシャの妻)・不動明王様、大黒天さんなどが。
黒い大黒天さんは、目が金色でつり目なので、ちょっと怖いです。
ガネーシャとは、インドの神様で、身体は人間で顔は象。
日本では歓喜天さん(お聖天さん)として、円柱状の厨子におさめられている(秘仏)ことが多いです。
象の頭になった由来(めっちゃ怖い!)なども話して下さいました。
修行大師様
お不動さん
剣がすごい( *´艸`)
天満宮と、もう一つの門
江戸時代にはこちらの門が正門として使われたそうです。
大師堂
お大師様と役行者が祀られています。
地蔵堂
地蔵菩薩様と恵比寿さんが。
庫裡の前のお庭
乙女椿がきれいでした♡
いただいた御朱印です。
本日の歩数 14022歩・歩いた距離 10.3km・上った階数 10階
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