奈良市今市町の安産祈願のお寺・子安山 帯解寺(おびとけでら)へ。
神仏霊場巡拝の道第18番
妊婦さんがたくさん来られるお寺なので、近くにはたくさんの無料駐車場があります。
手水場
鐘楼で鐘を撞きました。
境内図です。
3月と11月に秘仏公開があり、今年の3月は3日~17日までの公開ということで、本日は最終日。
本坊にて拝観料@500円(通常時は400円)を納め、本堂へ。
千羽鶴がたくさん奉納されています。
賓頭盧さんには、たくさんのよだれかけが。
広縁にてしばらく待っていますと、僧侶の方が呼んで下さり、外陣に。
詳しい説明つきで案内をして下さいました。
まずは向かって左側の間には、宝冠をつけた十一面観音様が祀られています。
右側の間には、十一面千手観音様。こちらも宝冠をつけておられます。
獅子に乗った小さな文殊菩薩様、大黒天や大日如来様が。
秘仏の小さな愛染明王様と不動明王様の厨子の扉が開かれており
懐中電灯で照らして、拝顔させていただくことができました。
いったん廊下に出て、本堂の奥にある収蔵庫内へ。
弘法大師作といわれる像高182.6cm、大きな半跏像の子安地蔵菩薩様(重文)を
すぐ近くで拝ませていただきました。
お腹の部分には布の結び紐などが見え、「腹帯地蔵」と呼ばれるそうです。
江戸時代から将軍たちが、このお地蔵さまに安産祈願をされてきました。
昭和になってからも皇族の方々が安産祈願に来られているそうです。
本堂を出て、廊下続きの清和閣(信徒会館)にも案内してくださり、
ここからはボランティアの方が説明して下さいました。
普段はご祈祷を受けられる方の待合室になっていて、戌の日は大変混雑するとのこと。
こちらでも秘仏の公開がありました。
中央に薬師如来様。
三面六臂大黒天様(左右の顔は、毘沙門天と弁財天)、不動明王様、鎌倉時代作の黒い虚空蔵菩薩様。
徳川家光公によって寄進された誕生釈迦仏、涅槃図などなど。
浪切不動明王様が祀られている護摩堂
稲荷社
石造十三重塔
いただいた御朱印です。
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