日本三大聖天のひとつ、近畿三十六不動尊霊場第29番・西国愛染十七霊場第14番札所「生駒の聖天さん」こと生駒山 寶山寺へ。
前回の参拝は、2014年7月です。
一の鳥居
聖天さんを祀られているお寺なので鳥居があります。
境内図です。
惣門
惣門を入って、左手に地蔵堂
祀られているのは、子安地蔵尊・融通観音・修行大師・福徳地蔵尊・弘法大師・首から大師。
惣門の右手には七福神が祀られ、売店・喫茶などが入った「和光殿」があり
宝山寺の境内を表した巨大ジオラマがあります。
石段を上る途中に、鐘楼がありました(撞けません)。
中門
朝日宝塔
たくさんの宝鐸を付けた五層銅塔です。
手水場
屋根の彫刻が、めっちゃ豪華でした。
瓦葺きの本堂へ
外陣に入らせていただくと、遠くに不動明王様(お前立?)が見えました。
脇侍のセイタカ童子さんが見たかったのですが、それは叶いませんでした。
5月1日~10日は内陣参拝と宝物拝観があるそうです。
本堂に向かって右手には、天神さん。
菅原道真公に縁のある牛の像がたくさん奉納されています。
水掛不動尊
聖天堂の前にも鳥居があり
線香場には、巾着型のお賽銭箱があります。
お財布で撫でながら3周すると、お金持ちになれるのだとか。
大根は歓喜天さんの好物♡
聖天堂拝殿の外陣に入りました。
歓喜天さんは奥の聖天堂に祀られている秘仏なので、全く見えません。
お寺の方に伺うと、毎月16日の御縁日には、内陣の拝観ができ、五大明王像(重文)などを拝することができそうです。
檜皮葺の聖天堂拝殿は棟や破風の数が多い「八つ棟造り」という様式で、とても珍しい外観をしています。
石段を上って、門をくぐり
文殊堂へ。
ご本尊の文殊菩薩騎獅像は、昭和の名仏師・松久朋琳氏の作。
小さめですが、とても凛とした美しいお顔立ち。
御真言を唱えながら、お堂の周りを10周しました。
常楽殿
如意輪観音様、吉祥天女、毘沙門天の3体が安置されています。
観音堂
ご本尊は、十一面観音様。
遥拝所
中央の虚空蔵菩薩様が祀られているお厨子だけ閉まっていますが、
大日如来・三宝荒神・弁財天・稲荷大明神・役行者などは拝顔できました。
虚空蔵菩薩様は、毎月16日に御開帳されるそうです。
般若窟と呼ばれる巨大な崖(溶岩が噴き出したところ)があり
遥拝所のあたりからは、弥勒菩薩様や、荒神様と弁天様が祀られている祠が見えました。
遥拝所の裏手から般若窟へと上る石段がありますが、現在は立入禁止になっています。
烏枢沙摩明王が祀られているお堂。
延命水
多宝塔
東側の扉が開かれ、愛染明王様が拝顔できました。
ここからは石段を上って、奥之院へ向かいます。
途中には、五社明神と
大師堂があります。
大師堂の外陣にて、四国遍路で唱えるお経を読み、外に出ると
突然 雷が鳴り、雹(ヒョウ)が降ってきました!
しばし軒下で雨宿りをしていると、大師堂の中におられた方が、扉を閉じられました。
寶山寺のお堂は、16時までのところがほとんどなのですが、大師堂は15時半までだそうです。
雹や雨がやんだので、奥之院へと進みます。
とても滑りやすい石が使われているのですが、よく見ると滑り止めの刻みが入れられていました。
奥之院の手水場
白龍弁財天社
開山堂
湛海律師様が祀られているそうです。
開山廟
福徳大神
奥之院本堂
中に入っていいのかわからず、受付の方に尋ねると
本堂の向かって右側の入口から入っていいと言われ、外陣に入らせていただきました。
外陣から、ご本尊の不動明王様に手を合わせ、御真言を唱えました。
内陣の様子が拝見できるギリギリのところで拝んでいると
「誰かお目当ての仏さんがいてはるんか?」と聞かれ
「セイタカ童子さんです」と答えると
「ほな、中に入って、もっと近くで観たらええ」と
内陣へ入らせていただきました!!
中央に護摩壇があり、不動明王様が祀られています。
本堂に祀られている湛海律師作の不動明王様に似せて刻されたそうです。
その左右には、セイタカ童子とコンガラ童子。
セイタカさんがとてもいい表情なんですよね~(〃▽〃)
馬頭観音様や、他にも美しい仏像がたくさん。
奥之院本堂を出て、大黒堂へ。
黒光りするちょっといかつい感じの大黒天様が見えました。
大黒堂から見えた風景
駐車場まで戻り、金剛殿へ。
こちらにも不動明王様が祀られているのが、隙間から見えました。
奥之院でいただいた御朱印です。
本堂に戻った時は16時を過ぎていたので、本堂の御朱印はいただけませんでした。
寶山寺には「獅子閣」(重文)という宮大工さんが作られた洋館の客殿があります。
2019年の公開は、5月3~6日、8月の日曜日、10月12~14日、11月2~4日の予定だそうです。
本日の歩数 5576歩・歩いた距離 4km・上った階数 22階
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