訪ねてみることにしました。
京都市西京区の仏華林山 宝菩提院 願徳寺。
地図にものっていない京都で一番小さな拝観寺院です(2月のみ拝観中止)。
門扉には「仏様の拝観をご希望の方のみお入り下さい(庭はありません)」と書かれています。
門扉の左側に扉とインターホンがあり
インターホンを押し、拝観希望を伝え、中に入りました。
受付(納経所)にて、拝観料400円を納め
鉄筋コンクリート造りの本堂へ。
受付で教えていただいたとおりに、畳敷きの床に置かれたスイッチを押すと、照明がつきました。
お堂の真ん中に、お厨子に入った如意輪観音様(国宝)が。
お寺でいただいたパンフレットによりますと、像高は88.2cm。
カヤの一木造りで、中国からの渡来仏あるいは渡来人の作という説があるそうです。
色彩・金箔などは施されておらず、白毫は水晶・瞳は黒曜石。
左足を組み、右足は踏み下げ、右手は右足に添えるように伸ばされています。
うーん。
如意輪さんといえば、六臂(腕が6本)で、如意宝珠と法輪を持ち、
右足の膝を立て、右頬に手を添えているという御姿が多いので
こちらの観音様がどうして如意輪さんなのか??という疑問を持ちましたが、
そんなことも忘れてしまうぐらいに美しい仏様でありました。
壁には、お寺で販売されている絵葉書が掲示されており
その中でも、如意輪観音様の後ろ姿に心が奪われました♡
ところで国宝の如意輪観音様は、全国で三体しかおられず
奈良県の中宮寺(菩薩半跏像)・大阪府河内長野市の観心寺、そしてこちらの観音様!
そうとは知らずに来た私たちは、なんとラッキーなんでしょう!
国宝の如意輪観音様、コンプリートです♪
本堂内には、仏像がたくさん安置されています。
聖徳太子2歳像・青不動明王様のお軸。
右側上段に不動明王様、下段に弘法大師&伝教大師像。
左側には弁財天さんなど。
重文のお薬師様もおられたようなのですが、なぜか記憶に残らず・・・(^_^;)
本堂前には、6世紀中頃の棺。
いただいた御朱印です。

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