年に一度の御開帳・神呪寺

兵庫県西宮市の甲山大師こと、新西国三十三箇所第21番・摂津国八十八所第75番札所、甲山 神呪寺(かんのうじ)へ。
前回の参拝は、2017年5月です。

お寺のHPに「寺務所ご案内時間 午前9時」と記されているのを見て
9時前に伺うと、無料駐車場はほぼ満車状態。
拝観は午前6時から可能でしたΣ(゚д゚lll)ガーン

毎年5月18日は、年に一度の融通観音大祭。
『日本三如意輪』といわれるご本尊の御開帳です!

山門
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増長天と広目天
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車がビュンビュン行きかう道路を横断し、石柱門をくぐります。
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鎮守の弁財天社
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睡蓮がきれいです♡
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石段を上って、鐘楼へ。
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20円を納めて撞きました。

手水場
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まずは本堂を、向拝から参拝。
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本堂前の狛犬
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さて、どこから入るのかな?と、あちこち見渡しますと
どうやら大師堂の方から入るようです。

大師堂
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向かって左側に拝観受付があり、名前と住所を記入しました。
なんと無料で、本堂だけではなく、他のお堂もすべて拝観できるそうです!
出口が違う場所なので、靴を持って入って行きます。

大師堂の内々陣に、ガッチリした体躯の弘法大師像(重文)が祀られています。
厄除大師として信仰され、甲山大師と呼ばれるお大師様は、58歳時の御姿。
向かって左側の厨子には、小さな金剛界の大日如来様もおられました。
毎月21日に大師護摩が焚かれるそうです。外陣にて、相方と読経。

大師堂から、八臂の弁財天様が安置されているお堂を通り
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歓喜天さんなどが安置されているところは、いったん通り過ぎて
本堂の御本尊様を拝むための行列に並びました。
弘法大師様の作といわれる如意輪観音様は、融通観音とも称され、桜材の寄木造り。
大阪の観心寺・奈良の室生寺の如意輪観音像と合わせて、日本三如意輪と呼ばれ、
神呪寺を開基した如意尼(真名井御前)がモデルとされています。

列が進み、如意輪観音様(重文)のすぐ間近で拝ませていただきました。
御真言は「おん あらたん のう まに ばざら たらく」
ネットでもたくさん写真が公開されていますが
少しアンニュイにも見える表情は、まるで生きておられるかのよう。
右足は立膝ではなく、組んだ左足に斜めに乗せておられます。
六臂のうち2本の腕に、如意宝珠と法輪を持たれています。
いつまでも拝んでいたくなるような観音さまでした。

しかし、その印象をアッというまに超えてしまったのが・・・
御本尊様の裏側を通り、歓喜天さんのお部屋に再び戻った時でした。
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どこのお寺でも絶対秘仏とされている歓喜天さんのお厨子、
扉が開かれ、ライトアップされています!
象頭人身の2体が抱き合い、正面に顔だけ向けています。
テンションが上がり、見知らぬ方と「歓喜天さんがこんな状態で観られるんですねぇ!!」と、盛り上がってしまいました(ノ∀`*)ペチョン

本堂から不動堂へ。
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不動明王様(重文)は、弘法大師様(両目を開き、上の歯で下唇を噛、頭頂に蓮の花をのせる)です。
こちらの御真言は「のうまく さんまんだ ばざら だんかん」

不動堂から恵光堂へ(大師堂からここまで、廊下でつながっています)
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聖観音菩薩様(重文)は、兵火に罹られたとのことで黒っぽい像でした。

茶堂
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小さな阿弥陀如来様が祀られているのが見えました。

多宝塔
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甲山稲荷大明神
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白髭大明神と善女竜王
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いただいた御朱印です。
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1年に一度の御開帳は、見ごたえたっぷりでした!!

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