法会に参加・長岳寺

奈良県天理市の釜の口山 長岳寺へ。
前回の参拝は、2015年11月です。

大門
IMG_0384.JPG

猫が出迎えてくれます。
IMG_0339.JPG

IMG_0340.JPG

境内図
IMG_0387.JPG

大門から受付までは、野道のような参道を進み、突き当りを左折し、またすぐに右折します。
受付にて拝観料@400円を納め、納経帳を預け、まずは庫裏へ。
IMG_0345.JPG

旧地蔵院本堂及び庫裏(重文)
IMG_0348.JPG
こちらは食事処にもなっていて、三輪そうめんをいただくことができるそうです。

ここにも猫
IMG_0349.JPG

地蔵院庭園
IMG_0351.JPG

地蔵院本堂(重文)
IMG_0355.JPG
「延命殿」とも言われ、普賢延命菩薩様が祀られています。
とても美しい菩薩様は18臂の座像で、まん丸の白く塗られた光背が印象的です。
四頭の白象の上に、蓮の台座があり、台座の4隅を小さな四天王が支えています。
よく見ると、四頭の白象の下には、無数の小さな白象が!

鐘楼門(重文)
IMG_0358.JPG

本堂
IMG_0360.JPG

阿弥陀三尊像(重文)が素晴らしいです!
平安時代末期(1151年)の作で、玉眼を用いた最古の像。
大仏師の運慶さんが幼い頃、父の康慶さんに連れてこられ、この阿弥陀三尊像に影響を受けたとされています。
中央の阿弥陀如来様は堂々とした体躯で、脇侍の菩薩様たちは少し細身。
勢至菩薩様は右足を踏み下げ、観世音菩薩様は左足を踏み下げておられます。
多聞天・増長天立像 (重文)は、色鮮やかな甲冑の色彩が残っています。

外陣には狩野山楽筆・大地獄絵図のレプリカが掛けられていました。
毎年10月23日から11月30日まで御開帳され、ご住職の現代風絵解き「閻魔の嘆き」も行われます。

お寺に猫・・・絵になるなぁ。
IMG_0380.JPG

賓頭盧さん
IMG_0362.JPG

本堂向拝の鐘が打ち鳴らされました。
14時から大師堂で法会が行われる合図だそうです。
IMG_0382.JPG
さっそく大師堂へ。

大師堂拝堂と本堂
IMG_0365.JPG

IMG_0366.JPG

いつもは拝堂から簾の降りた本堂を拝むだけなのですが、毎月21日は法会が行われるとのことで
私たちも本堂の中に入り、弘法大師様を至近距離から拝ませていただきました。
ご住職の読経の後、四国遍路の時と同じお経を、私たちも一緒に読みました。
般若心経は最初の2回が練習で、3回目は迫力のある太鼓に合わせて。
毎年4月21日は「釜ノ口れんぞ」という大護摩が行われ、たくさんの山伏が集まるそうです。

不動明王尊
IMG_0364.JPG

滑りそうな石段を上った先に
IMG_0372.JPG

大石棺佛
IMG_0370.JPG
高さ2mの石棺に彫られた石仏です。

修行大師様
IMG_0376.JPG

鐘楼
IMG_0375.JPG
帰り際に撞くのは良くないので、撞きませんでした。
次回からは、鐘楼門をくぐったあと、まずこの鐘楼を目指すことにしなくては。

本堂前の浄土式庭園
IMG_0378.JPG

帰ってから調べてわかったのですが、お寺の西へ約1kmほどいった飛び地に、五智堂(重文)があるそうです。
全面吹き放しで、その形から「傘堂」や「真面堂(まめんどう)」とも呼ばれています。
中央の心柱を大日如来に見立て、心柱上部に四佛の梵字額があり全体で五智如来を表すのだとか。

いただいた御朱印です。
IMG_20190721_0001.jpg