前回の参拝は、2015年11月です。
大門
猫が出迎えてくれます。
境内図
大門から受付までは、野道のような参道を進み、突き当りを左折し、またすぐに右折します。
受付にて拝観料@400円を納め、納経帳を預け、まずは庫裏へ。
旧地蔵院本堂及び庫裏(重文)
こちらは食事処にもなっていて、三輪そうめんをいただくことができるそうです。
ここにも猫
地蔵院庭園
地蔵院本堂(重文)
「延命殿」とも言われ、普賢延命菩薩様が祀られています。
とても美しい菩薩様は18臂の座像で、まん丸の白く塗られた光背が印象的です。
四頭の白象の上に、蓮の台座があり、台座の4隅を小さな四天王が支えています。
よく見ると、四頭の白象の下には、無数の小さな白象が!
鐘楼門(重文)
本堂
阿弥陀三尊像(重文)が素晴らしいです!
平安時代末期(1151年)の作で、玉眼を用いた最古の像。
大仏師の運慶さんが幼い頃、父の康慶さんに連れてこられ、この阿弥陀三尊像に影響を受けたとされています。
中央の阿弥陀如来様は堂々とした体躯で、脇侍の菩薩様たちは少し細身。
勢至菩薩様は右足を踏み下げ、観世音菩薩様は左足を踏み下げておられます。
多聞天・増長天立像 (重文)は、色鮮やかな甲冑の色彩が残っています。
外陣には狩野山楽筆・大地獄絵図のレプリカが掛けられていました。
毎年10月23日から11月30日まで御開帳され、ご住職の現代風絵解き「閻魔の嘆き」も行われます。
お寺に猫・・・絵になるなぁ。
賓頭盧さん
本堂向拝の鐘が打ち鳴らされました。
14時から大師堂で法会が行われる合図だそうです。
さっそく大師堂へ。
大師堂拝堂と本堂
いつもは拝堂から簾の降りた本堂を拝むだけなのですが、毎月21日は法会が行われるとのことで
私たちも本堂の中に入り、弘法大師様を至近距離から拝ませていただきました。
ご住職の読経の後、四国遍路の時と同じお経を、私たちも一緒に読みました。
般若心経は最初の2回が練習で、3回目は迫力のある太鼓に合わせて。
毎年4月21日は「釜ノ口れんぞ」という大護摩が行われ、たくさんの山伏が集まるそうです。
不動明王尊
滑りそうな石段を上った先に
大石棺佛
高さ2mの石棺に彫られた石仏です。
修行大師様
鐘楼
帰り際に撞くのは良くないので、撞きませんでした。
次回からは、鐘楼門をくぐったあと、まずこの鐘楼を目指すことにしなくては。
本堂前の浄土式庭園
帰ってから調べてわかったのですが、お寺の西へ約1kmほどいった飛び地に、五智堂(重文)があるそうです。
全面吹き放しで、その形から「傘堂」や「真面堂(まめんどう)」とも呼ばれています。
中央の心柱を大日如来に見立て、心柱上部に四佛の梵字額があり全体で五智如来を表すのだとか。
いただいた御朱印です。
