最美の国宝十一面観音様・渡岸寺観音堂

滋賀県長浜市の、慈雲山 向源寺の飛び地境内・渡岸寺(どうがんじ)観音堂へ。
前回の参拝は、2017年6月です。

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手水場
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受付にて仏像拝観料@500円を納め、まずは本堂へ。
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外陣に入り、須弥壇上の阿弥陀如来様を拝顔させていただきました。

渡り廊下を通って、宝物館へ。
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こちらの宝物館は、高月町国宝維持保存協賛会理事の方が毎日交替で維持管理をされており、説明もして下さいます。

十一面観音立像(国宝)が誠に素晴らしいです!
二度目の拝顔ですが、いつまでも見ていたい・・・そんな気持ちになります。
檜材の一木彫で像高は194cm(頭上面を含む)。
平安初期(9世紀)の作とされ、とても美しく穏やかな御姿にうっとり。
キュッとくびれた腰を少しひねり、背面から見ると色っぽさを感じます。
耳の後ろに大きな2面(瞋怒面と狗牙上出面)があるので、よくおみかけする十一面観音様とはかなり違うのですが、不思議と違和感がなく、美しいのです。
観音様を360度から拝ませていただけるので、真後ろの「暴悪大笑面」もしっかりと見えるのが嬉しいです。

向かって右側には、胎蔵界の大日如来様(重文)が祀られています。
金剛界の大日如来様はよくお見掛けしますが、胎蔵界の大日如来様でこれだけ大きな坐像は珍しいのではないかと思いました。
小さなお厨子に入った十一面観音様(国宝像の旧お前立ち)も、とても美しいです。

鎮守社
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井上靖の文学碑
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いただいた御朱印です。
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