滋賀県長浜市に来たら、どうしてももう一ヶ所、行きたいところが。
西野薬師堂と正妙寺です(前回の参拝は、2017年6月)。
千本の足を持っておられる観音様に会いたくて。
ネットで検索すると「2日前までに要予約」と書いてあったのですが、
ダメもとで直接お寺に行ってみることにしました。
敷地内には2つのお堂がありますが、どちらも扉が閉まっています。
やっぱダメか・・・と落胆。
と、こんな看板を発見。
『拝観日は水曜日~日曜日
冬季(12月1日~3月31日)休館
拝観料 両堂でお一人様500円
拝観は予約制 2日前には予約してください』
これまたダメもとで、書かれている電話番号にかけ、拝観希望を伝えると、
すぐに行くから待っててと。ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
そしてほんまにすぐに来て下さったのです。
たまたま今日はこのあと、予約が4件ほど入っているとのことで、
超ラッキーd(-ω☆) グッ!!
まずは西野薬師堂(充満寺)へ。
正面の須弥壇は3つに区切られ、中央は垂れ幕が下がっています。
幕を上げて下さり、薬師如来様と十一面観音様を拝顔させていただきました。
どちらも最澄作と伝わる等身大の立像で赤漆が塗られています。
薬師如来様はケヤキの一木造で、両手先は後で補われたもの。
薬壷は持たず、当初の像名は不明ですが、薬師如来として伝わったそうです。
十一面観音様はヒノキの一木造。頭上面などは後補。
脇陣には、十二神将の2躯が祀られていました。
いただいた御朱印です。
地蔵堂と謎の珠石
由緒の印石
慈優の樹
そしてもうひとつのお堂、正妙寺へ。
こちらは正面の高くなったところに、3つの空間があり
左端は特に何も祀られておらず、まず向かって右側のお厨子の扉を開けて下さいました。
2年半ぶりに、千手千足観音様とご対面です。
像高42cm、小さいながらも玉眼がはめられ、牙を見せて迫力のあるお顔です。
頭上に9面が並び、額にタテに第3眼が刻まれています。
両手に錫杖と戟(げき)を持ち、脇手は34本、そして38本の脇足!
計算は合いませんが(笑)、千手千足です。
上半身裸で腰布をつけ、膝頭を出すという、まさにどこへでも駆け付けまっせ!的なお姿。
案内のテープを聞いていると、前回は千足観音様はもう一体あるとおっしゃっていましたが、
今回は"日本唯一“と、変わっていました。
東京藝術大学美術館に展示されたのち、日本唯一のお墨付きをいただいたとのこと。
ちなみに12月24日からは、2ヶ月間ほど東京上野の【びわ湖長浜 KANNON HOUSE】に出張されるようです。
中央は金色の立派なお厨子があり、お尋ねすると扉を開けて下さいました。
薬師如来坐像が祀られていました。
いただいた御朱印です。
本日の歩数 10717歩・歩いた距離 7.4km・上った階数 22階