四国八十八ヶ所(三)・第88番札所 大窪寺

四国八十八ヶ所を88番から1番へと、逆に巡拝することを「逆打ち」といいます。
私たちのような車遍路にはあまり関係ないかも知れませんが、歩き遍路さんにとって、
逆に巡礼するのは、道が険しかったり道順がわかりにくかったりするので、通常の3倍の功徳があると言われています。
また、弘法大師様の後を追って、お遍路を始めた衛門三郎は、20回巡ってもお大師様に出会えず、
うるう年に逆打ちを思いつき、ようやくお大師様と出会えたという伝説があります。

さて 2020年は、4年に一度のうるう年。
逆打ちを始めることにしましたよ~!

これまでの2度の参拝日記で、各お堂の写真・ご本尊の紹介や、金剛力士像、小坊主など・・・ほぼ書き尽くしたので、今回はこれまでに見落としたことや、いつもと違う角度からの写真などを中心に書いていければと思っています。

6時前に家を出ると、大鳴門橋を渡る頃、朝日が昇ってきました。
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香川県さぬき市 第88番札所:医王山 遍照光院 大窪寺(おおくぼじ)
宗派:真言宗 開基:行基 ご本尊:薬師如来 創建:養老元年(717)
前回の参拝は2019年10月です。(赤い字の部分にリンクを貼っています)

仁王門
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お正月らしく、五色幕が掛けられています。
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鐘楼から見た仁王門
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手水場
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気温は0度。水が冷た~い。

本堂にも五色幕
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内陣がライトアップされ、中央奥にお薬師様が拝顔できました。
手には薬壺ではなく、ホラ貝をお持ちだそうなんですが、そこまでは見えませんでした。
向かって右側の手前には、お大師様も祀られていたのですねぇ。

本堂(礼堂・中殿・多宝塔の奥殿)と阿弥陀堂
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大師堂にも五色幕
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あれ? 小坊主さん・・・前回は「大師堂」と書かれていましたが、「龍玄院」に変わっています。
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大師堂の中を見ることはできませんが、結縁の御手綱が柱に結ばれているので、しっかり握らせてもらいました。
柱には「賜弘法大師号1100年記念」の文字がありました。
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(帰宅後、霊場会のHPを拝見すると、大師堂と大師像の御開帳と書かれていました。
 階段を上がって、拝見しても良かったのでしょうか??)

三度目にして初めて、大師堂の地下殿(お砂踏み道場)に行ってみようと思ったら・・・
正月三が日は拝観不可でした (lll-ω-)ズーン
剣を持ったお大師様が祀られているそうです。
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二天門
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阿吽の龍
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御朱印は、重ね印と
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賜弘法大師号1100年記念の「大師納経」をいただきました。
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裏は、霊場会(全札所共通)
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専用のビニールに入れられていて、全部揃ったものを霊場会事務所に郵送すると、
「結願之証」と合わせて表紙をつけ、製本して下さるそうです(送料込みで3500円)。
※ビニールのまま送ること! 御影などを入れるのは不可。

大窪寺に来たら、やっぱり寄ってしまうのは、門前の八十八庵(やそばあん)。
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満願いなりと、おでんをいただきました。
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おいなりさんの中に、赤飯が入っています。
おでんのコンニャクとお豆腐は、めっちゃしっかりしていて、美味しかったです!