これまでの参拝は、2015年10月、2014年1月、2012年7月、2011年8月、1986年です。
中国明朝様式の伽藍建築で、とても好きなお寺なのですが、4年半ぶりの参拝です。
駐車場は、最初の90分@500円。
総門(重文)
屋根の上に乗っているのは鯱ではなく、摩伽羅という想像上の生物で、ヒレの代わりに足が生えているそうです。
三門(重文)
扁額には『黄檗』の文字
1986年に相方と(まだ結婚する前)、ここで写真を撮ったんですよねぇ~♡
三門を入ったところで、拝観料@500円(JAF割引@450円)を納めます。
毎月8日(2月と8月を除く)は、布袋さんの縁日なので無料のようです。
通玄門(重文)
松隠堂
開山堂(重文)
扉に彫られた桃の飾りは「桃符」というそうです。
高欄は「卍字くずし」
蓮の鉢がたくさん並んでいます。
「にぎりめし」?!
天王殿(重文)
左手前に、八幡宮祠堂
右手に大きな手水鉢
花が活けられている石をよく見ると『吾唯足知』の文字がありました。
本堂の手前に、天王殿のようなお堂を置くのは中国式の伽藍配置で、日本では珍しいそうです。
大きなお腹を出して笑い、右ひざをたてて座っておられる金色の布袋尊(弥勒菩薩の化身)が祀られています。
堂内には、左右の壁面に四天王、布袋さんの背後には韋駄天像が。
境内図
月台があるので、天王殿と大雄宝殿の間をロの字状に結ぶ回廊を通ります。
大雄宝殿(重文)
「本堂」にあたる建物です。
ここの香炉が、めちゃお気に入り♡
ご本尊は釈迦如来様。脇侍は摩訶迦葉と阿難陀の両尊者。
左右の壁面には、十八羅漢像。
お釈迦様の実子・羅怙羅(らごら)尊者が両手で大きく胸を切り開き、そこからお釈迦様の顔をのぞかせている像があります。
なかなか衝撃的なお姿なんですが・・・
その姿を超リアルに再現した顔出しパネルが看門寮(総門を入ってすぐの右側)にありました。
東京国立博物館に展示されたとき(2016年)に作られたものを萬福寺が引き取ったそうです。
四半敷きの床に、円座が直に置かれています。
冬にここで座禅するのは、冷えるやろうなぁ。。。
鐘楼・伽藍堂は、修復工事中でした。
斎堂 (重文)
斎堂前にはとても大きな開梆(奥に見えるのは雲版)
鬼界の衆生に施す飯を乗せる生飯台
法堂(重文)も修復工事中でした。
巡照板
早朝4時と夜9時に修行僧が叩いて時間を知らせるものです。
斎堂の奥、以前は売店があったところに、こんなお堂(?)が。
大黒天さんと弁財天さんのようなお姿が両脇に。
真ん中の方が、どなたなのかは不明・・・
こちらの香炉も素敵でした。
御朱印は「魚梆」(ぎょほう)でいただきました。

3日前の午前中までに予約すると「普茶料理」(中国風の精進料理)をいただけるそうなので、いつかいただいてみたいなぁ。。。
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