広島県・宮島の亀居山 放光院 大願寺へ。
厳島神社の拝観出口を出ると、その正面に仁王門があります。
厳島龍神
手水場
本堂
素晴らしい仏像がたくさん祀られています!
5つに区切られた部屋の、まずは中央から。
秘仏の八臂厳島弁財天様(ご開帳は毎年6月17日)と、
脇侍に阿弥陀如来様と如意輪観音様(護摩堂の元本尊)が祀られています。
向かって左側の部屋には、弘法大師様作といわれる定朝様の薬師如来様(重文)が祀られ、いつもカバンに入れている双眼鏡でしっかり拝顔させていただきました。
脇侍は不動明王様と毘沙門天様。
さらに左の部屋にうつると、釈迦三尊像(元は五重塔の御本尊)が、本堂の中央を向くような配置で祀られていました。
本堂には2体の賓頭盧さんが祀られています。
向かって左側の賓頭盧さん。
今度は本堂の向かって右側へ。
こちらにも賓頭盧さん。
右側にも部屋が二つあり、中央に近い方に、とても美しい釈迦如来様(重文)が祀られていました!
脇侍は阿難尊者像と迦葉尊者像(ともに重文)。
千畳閣のご本尊だったそうです。
さらに右には、元多宝塔の御本尊・薬師如来様と弘法大師様・十一面観音様が祀られています。
のちほど納経所で尋ねると、多宝塔・五重塔・千畳閣はすべて大願寺の所有だったそうで、
明治時代の神仏分離と廃仏毀釈より、それらの諸堂は厳島神社のものとなり、
厳島神社から遷された仏像たちが、本堂に所狭しと祀られるようになったのだそうです。
2006年に再建された護摩堂
一歩入って、思わず「明慶さんやね!」と、相方と顔を見合わせました。
総白檀造りの不動明王半迦座像は、高さ約4m、重さ6t。
台座や脇木のご神木も美しく、岩のように見えました。
国宝になるのは何百年後でしょうか・・・
いただいた御朱印です。
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